先日、2月17日(金)~19日(日)の2泊3日で『山賊キャンプ相談員合宿~キャンプ場に薪小屋を建てよう!~』を開催しました!(キャンプ場の薪小屋建設の経緯はブログで紹介しています。)
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高校生から30代まで9名の相談員(キャンプボランティア)が集まり、地ならし・材の裁断など建設作業を行いました!山賊キャンプの参加回数も1回~10回以上まで、経験値も多様な相談員たちだったので、オリエンテーションとアイスブレイクでコミュニケーションを取り合う土台を作り、早速現場に移動して作業開始です。
まずは地ならし作業。ジョレンやスコップで土を寄せ、水平器や水糸でなるべく水平に整えていきます。
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初日の作業は無事に終了。作業後は、施設に戻って小屋の構造レクチャーです。「小屋を一から建てる」なんて中々立ち会えることはないので、相談員たちは初めての体験。今回建てる小屋はどんな構造なのか、共通理解や共通言語を持つためのレクチャーです。相談員も小屋のイメージができてきました。
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2日目は柱材の細工を行います。突起部分と穴を接合させる「ほぞ継ぎ」のための細工です。
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構造に関わってくる細工なので、ノコギリをとにかく真っ直ぐ引くことが大切です。前夜にはノコギリの使い方レクチャーをして練習しましたが、中々難しい仕事。「大工さんって凄いな…」という感想も聞こえてきました。
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やっと材の細工が終わり、柱を建てる作業です!1本ずつ柱が建つ度に、小屋のイメージが湧いてきます。
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桁(けた)をピッタリはめることができました!ほぞ継ぎによって構造物ができて、感動!2日目の作業が終わりました。
そして最終日。あいにく大雨が降ってしまい、現場での作業は中止。建設作業はまだまだ途中だったのですが断念しました。雨でしたが施設でできる作業をするために、地面の土留めやキャンプ場の階段づくりに使う杭(くい)作りと、キャンプの工作台作りを行いました。
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2泊3日の合宿が終了しました。材の細工に時間がかかったことや最終日に雨が降ったことで小屋の完成とはなりませんでしたが、日常的に刃物を使うことが少ない相談員も、この3日間で格段に使い方が上手になりました。また、作業をすることで必然的にコミュニケーションの量が増え、短い時間でしたが年代や経験関係なく関わり合うことができました。
作業の裏ではもちろん、お風呂は薪で焚いて、食事は自分たちで作るという共同生活もしました。全員が山賊キャンプという場を経験していることもあり、“自分で考え行動すること”、”暮らしを自分たちでつくること“、その土台を持っている人たちだなぁと感じました。
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社会人の相談員は「仕事やコロナの影響でキャンプに参加することは難しかったけど、何らかの形で山賊キャンプに関わりたくて参加した。初めて会う相談員もいて楽しかった。」とのこと。そして高校3年生の相談員は、コロナ禍で修学旅行などの学校行事が中止になった年代。「沢山の人たちと同じ釜のごはんを食べるのが久しぶり」「いま青春を取り戻している」と語ってくれました。
いつもはこどもたちの体験の場を一緒に創ってくれている相談員ですが、彼ら自身も世界を広げ、価値観を形成していく体験の場が必要だと改めて感じました。最後の夜は次年度に向けた作戦会議で盛り上がり、「山賊Tシャツづくりをやりたい」「夏キャンプの終わりに新しい相談員と繋がるキャンプを企画したい」と相談員の熱気が高まってきています。これからの相談員の発展が楽しみです。
薪小屋は6月の建設完了を目指し作業を進めていきます。そして6月には再度リピータ相談員を募集して、キャンプで使う薪を集める「薪作業合宿」を予定しています。今回の合宿を機に、次年度に向けて良いスタートを切ることができました。参加者の皆さん、ありがとうございました!
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九州で育ち、泰阜村に来て7年目。自己決定を重ねながら人が育つことを大切にしており、こどもとの関わりの上で自身の在り方が問われる日々。山や森に出かけたり、イラストで物事を表現するのが好き。