特集|2018山賊キャンプニュース -長老 だいちゃん 編-

この『特集|2018 山賊 キャンプニュース』は、私たち山賊キャンプに携わる長老陣や裏方のスタッフを、定期的にインタビューで紹介してまいります。長老編第五弾は山賊キャンプの長老 だいちゃん(堀切 大輔)にインタビューを行いました。

まずは自己紹介をお願いします。

埼玉県三郷市出身25歳。小学生の時は、学校が終わるとすぐに遊びに行って、日が暮れるまで秘密基地づくりや鬼ごっこをして過ごしている少年でした。

高校生の時に親戚に頼まれて、地域のこどもたちと過ごす活動やキャンプ活動を手伝いました。また学生時代、海外8ヵ国の孤児院や教育機関で、様々な境遇のこどもたちと関わる中で、「本当の幸せ、本当の豊かさってなんだろう?」と考えるようになり、皆が違いを認め合い、自分らしく生きられる社会づくりをしていきたいと考えていました。

全国のこどもキャンプに参加したり、自ら離島でこどもキャンプを開催するなど、さまざまなな活動を行う中で山賊キャンプと出会いました。山賊キャンプとの出会いは衝撃的でした。こどもたちが自分で考えて話し合い、スケジュールを考えることからはじまり、「キャンプファイヤー」や「きもだめし」などの内容を考えること。そして初めて会った者同士にもかかわらず、キャンプ最終日には、笑いあり涙ありの締めくくりに感動しました。その年から毎年、山賊キャンプにボランティアとして関わる中で「ここでキャンプがしたい。こどもたちと一緒に考え、創っていくキャンプをしたい」と強く感じ、泰阜村へ飛び込みました。

今はどんな仕事をしていますか?

主に、山賊キャンプに関わるボランティアの育成担当をしています。キャンプには社会人や大学生、専門学校生など多様なパーソナリティーを持つ青年たちが、全国から約350名集まります。彼らは「相談員」と呼ばれ、こどもたちの身近な存在としてキャンプの運営を支えています。ボランティア研修会や救急救命法(メディックファーストエイド)安全講習、自然体験活動指導者資格講座など各種研修会などの企画運営を行い、相談員としての資質向上を行っています。

山賊キャンプで大切にしていることはありますか?

「ふりかえり」の時間を大切にしています。ふりかえりは最終日に全体で行うものもあれば、グループごとに活動の都度行うこともあります。「川遊びが楽しかった」「火おこしが大変だった」「仲間が助けてくれて嬉しかった」など、この時間はこどもたち自身がキャンプ活動の成果を実感し、課題・解決の方法や自分の良さ・互いの良さを認め合う大切な時間です。ひとりでの活動ではなく、みんなで行う活動だからこそ得られる、自分だけでは見つからなかった発見や仲間と感動を共感することを大切にしています。

山賊キャンプに申し込まれたこどもたちと保護者の方へアドバイスを

はじめてのキャンプは不安もあると思います。「夜トイレに行くのが怖い」「同じグループの仲間ともっと仲良くなりたい」「工作でつくりたいものがあるけどやり方が分からない」などなど。「困っている」と声をかけるのも恥ずかしかったりすることもあると思いますが、それもチャレンジの一つとして頑張ってみてください。我々長老陣をはじめ、ボランティア相談員達も皆さんのチャレンジを全力で応援します!

次回の『特集|2018 山賊 キャンプニュース』は 新たに裏方編として、 なおみち にインタビューを行います。