6月まめぼっち「わくわくもりのたんけんたい」開催しました!

6月12日(土)に、暑すぎず過ごしやすい天気のなか今年度初となるまめぼっち「わくわくもりのたんけんたい」を日帰りで行いました。

今回は、埼玉県と長野県内からあわせて全3家庭での森遊びとなりました。みなさんまめぼっちへは初参加だったため、森に親しむことや親子の触れ合いを大事に活動しました。

まず初めに、森での過ごし方をみんなで確認しました。
用意したイラストを見ながら、森遊びでは何が危険なのかを自ら考え、もし蜂やへびに遭遇したらどうするかなど実際に想像をして練習も行いました。

注意事項を確認して、森で遊ぶ準備が整ったらそれぞれやりたいことを思い思いに始めました。今回特に人気だったのが、そり遊びとツリーハウスです。
そり遊びでは、親子一緒にすべったり、一人で挑戦してみたり、初めは怖がっていたお子さんも徐々に慣れて笑顔で楽しんでいました。どうしたら怖くなく楽しく滑ることができるのか、他の子が遊んでいるのも見ながら滑っていました。

また、ツリーハウスでは大人もこどもも、スタッフも交えて1つの家族になり、ごっこ遊びが繰り広げられていました。ツリーハウスを家に見立て、その近くには保育園や学校もあり細かな配役も決めていました。「家ではお母さんだけど、みんなが学校に行ったら学校の先生として仕事をしているんだよ」と役の人に説明して、想像力が存分にふくらんでいました。

あるものを使いながら、ないものはお互いに想像して考え、みんなで遊びを作っていました。他の家族との交流も同い年同士の関わりも増え一気に仲良くなったように思います。

こどもたちは自分たちで遊びを生み出し、可能性を広げていました。

ツリーハウスの中にあるロフトに登るための手作りのはしごは登るのがちょっと難しいですが、教え合いながら遊んでいました。大人が言わなくても、こどもたちがお互いに支え合い成長していく姿を目の当たりにします。

その他にも、木が横たわってできた一本橋を渡ってみたり、大きな石をひたすらとれるまで掘ってみたり、遊び方を自分で発見してたくさんの遊びが生まれていました。

親子や他のご家庭とのかかわりもたくさんある中で、様々な表情や成長を感じられる一日となりました。
帰り際、終わることが悲しいお子さんもいて、次回また会おうねと約束してお別れしました。

森のようちえんまめぼっちでは、幼児期の心と身体の基礎をつくる大切な時期に、自然の中で自由にあそび、心と身体を解放させ、「生み出す心」「感じる心」「楽しむ心」を育んでいきます。その中でも、「生み出す心」は情報化やAI化が進み、いろいろなものがすぐに手に入る現代のこどもたちに必要な要素なのではないでしょうか。自分たちであるものを取捨選択することはもちろん大事ですが、こどもたちが感性を使い、自ら生み出すことに価値があります。こどもだから感じることや人間だからできることも大切にして、デジタルな社会だけではなく暖かい人間社会の構築に役立つことができると考えます。

また、まめぼっちには「~しなければならない」などの“ねばならない”はありません。ですから、決まり事や正解はなく自由な発想で過ごすことを大切にしています。
そうすることで、多様なアイディアが生まれより「生み出す心」を育みます。
今後も自然豊かな場所で感性を豊かに、楽しみながら、たくさんのことを生み出すことのできる環境をつくりたいです。

次回は、9月11・12日(土日)に「かわのほとりでおやこキャンプ」を開催する予定です。またたくさんの遊びが生み出され、素敵な笑顔に会えることを楽しみにしています。