こんにちは!いってきましたスタッフのくるです。今回は、今年度最後のこども企画である「あんじゃねの森キャンプ」の様子をお届けします。
今年度は5月のまるやまキャンプ、10月の大峰山キャンプと2回のこども企画を行ってきました。こども企画は企画から運営まで、準備から片付けまで、0からこどもたちが考え、動き、作られるものです。今回はその集大成となる、今年度最後のキャンプでした。
前回の大峰山キャンプが終わった時から、今年度中にもう一度キャンプを企画したいと言っていたこどもたち。やると決まったら、もう企画はお手の物。食事のメニュー決めや持っていくもの、スケジュール決め等をテキパキと進めていきました。前回はなかなか理想通りのものができずに苦戦したチラシ作りも、今回はみんなで集中して取り組み、1週間もかからずに完成させることができました。
キャンプ当日。はじまりは段取りから。みんなが集まって、これからの動きを考えます。今回のフィールドは森なので、日が沈んだら真っ暗になるということを意識して、計画を立てました。暗くなるまでに、寝床を準備し、ごはんを食べ終わり、片付けまで済ませておくことが必要です。無事に夜が来て、小さな明かりをつけて、怖い話をしたり、肝試しをしたりしました。それぞれテントやツリーハウスで就寝しました。朝は大峰山キャンプのリベンジもあり、日の出を見たい!ということでみんなでむくむくと起きだして、山の上の方へ行きましたが、雲があり今回も見ることはできませんでした。それでも気を取り直して朝ごはんにはホットサンドを食べ、片付けをして、時間になるまで森で目一杯遊びました。もちろん、帰ってきた後の片付けもみんなで協力して行いました。1年を通して、自分たちのやりたいことを実現するために、考えることや必要なことが分かってきたような頼もしい姿がありました。







今回のキャンプで私が印象的だったのは、火おこしをするときに、マッチを擦ることを怖がっていた子が、「来年になったら6年生がいなくなっちゃうから、その時のために火おこしできるようになっておかないと」と頑張っていたことです。6年生の子も手を出さず、口を出さず、その様子をそばで見守っていました。その後、無事にマッチを擦り、新聞を使わずに火おこしをすることができました。はじめ怖がっていたその子は「もう私出来る!」と自信満々になっていました。
「いってきました」も1年が終わり、みんなを引っ張ってくれていた6年生が卒業し、新しく1年生が入ってきます。こどもたちも学年が一つ上になり、新しくチャレンジすることもたくさんあると思います。5年生の子が、「来年もキャンプやりたいけど、6年生の子みたいに企画できるかな」と心配そうな様子もあります。それでも、ゆうすけハウスでキャンプをしたい!という夢や、また企画をしたい!という声を聞きます。6年生の背中を見てこの1年を過ごしてきたみんなの中には知らずと受け継がれているものがあるのだろうなと感じます。私たちもこどもたちのやりたい気持ちやチャレンジを支え、一緒に楽しめる場を、4月からも作っていきたいです。
2024年度も支えていただきありがとうございました!4月からもよろしくお願いいたします。
【こども向け】信州こども山賊キャンプ
【青年向け】信州こども山賊キャンプボランティア
【青年向け】信州こども山賊キャンプ長期ボランティア
【青年・社会人向け】職員採用説明会 開催

小学校5年生の時、1年間暮らしの学校「だいだらぼっち」に参加。大学在学中から、みんなにとってありのままの自分を安心して発揮できる場所をつくりたいと考え、カフェで働く傍ら、教育系のNPOで活動したり、地域のこどもたちが集えるカフェの運営を行ったりしてきた。活動の源泉にだいだらで過ごした日々があると感じ、2024年度から相談員として参画。おしゃべりとコーヒーと読書が好き。