スタッフ研修:チェーンソー編| 安全は日々の積み重ねから

五右衛門風呂に薪ストーブ、登り窯など、グリーンウッドの事業では「薪」は必要不可欠なもの。そしてその薪を得るために、チェーンソーは必須の道具です。しかし一歩間違えば、大事故につながる危ない機械です。そこでグリーンウッドでは、チェーンソーを安全に扱うための社内研修を毎年行っています。

まずは座学から。山の作業で気を付けるべき鉄則や全国で起きたチェーンソーでの事故事例からのリスク。そしてグリーンウッドの研修システムについても。

研修システムは林業士でもあるギックと一緒に作りました。チェーンソーを正しく扱えるようになるための初心者研修からはじまり、玉切りができる、目立てができる、伐倒ができるというように、レベル1からレベル4までのスキルを設定。そのたびごとに筆記テストや実地テストを行い、スキルに見合ったものを認定していくシステムを作っています。

続いて実際にチェーンソーを前に構造やメンテナンスの仕方を学びます。新人たちは初めて触るチェーンソーにおっかなびっくり。そして聞いたこともない部品の名前に戸惑っていました。この研修システムがなかったときは、それぞれが自分の誤った知識を正しいものと考えたばかりに、チェーンソーの故障が多発していました。しかしレベル設定をするようになって、故障は激減。さらにいつでもチェーンソーの調子がいつでもいいというストレスのない状況になりました。また自分は何を理解でき、何ができていないか「見える化」することで、それぞれのすべきことやチャレンジがわかりやすくなります。さらに安全の確保と共に、スキルがあがることで薪作業の効率もUPしていきます。

どんなこともそうですが、自分のスキルを過小評価しても過大評価しても、安全は守れません。このように客観的に自分を捉える機会を作ることで、目指す目標もわかりやすくなります。

小さな積み重ねですが、この意識がグリーンウッドの様々な事業の質を保っているのです。