先日、夏の山賊キャンプの報告会『想い出会』を名古屋と東京で開催しました!
想い出会とはキャンプに参加したこどもたち、保護者の方、相談員(ボランティア)が集まり、キャンプの思い出をふりかえります。そして実際のキャンプの様子を見ていない保護者の方には、こどもたちの「楽しかった」の中身をお伝えする会でもあります。
そして今年の想い出会は新企画にチャレンジしました!これまでの想い出会は私たち主催者から伝えることが盛り沢山で、
「もう少し双方向にコミュニケーションを取る場をつくりたい」
「泰阜村でなくとも”体験から学ぶ”場をつくりたい」と考えていました。
そこで生まれたのが「みらい山賊会議」です。実際のキャンプでは初日の山賊会議で集まったこどもたちとスケジュールを決めます。
しかし、実際の会議の様子を見ていない保護者の方にとっては
「こどもの意見を引き出すにはどうやっているの?」
「どうやってこどもの意見をまとめてスケジュールを作っていくの?」
「自分のこどもは意見を伝えることができるのかしら?」などなど、疑問や不安があると思います。
みらい山賊会議は、山賊会議の進め方を実演し、保護者の方にはこどもが主役である会議の場をイメージしてもらうこと、そしてこどもたちには次のキャンプでやってみたいこと(夢)を言葉にしてもらいました。
こどもたちと相談員の協力もあり、みらい山賊会議のスケジュールを決めることができました!短い時間の実演でしたが、長老が一人ひとりの意見を大切にしていること、こどもが主体の場をつくっていることを知っていただけたと思います。
保護者の方からの感想も、
「動画で水浴びなどを見ることができ、大自然の中で思い切り楽しむ姿嬉しく拝見しました。みらい山賊会議ではこどもたちの意見を受け入れ、否定しない長老に感動しました。素敵な体験・企画をありがとうございました!」
「キャンプの帰り道で想い出会の申込みをして、この日を楽しみにしていました!山賊会議もライブで見れて良かったです。家でも夢を叶えるために山賊会議を取り入れます。」
「泰阜村の人たちの温かい支えがあってキャンプが実現できていることを改めて感じることができました。初めて想い出会に参加しましたが、こどもたちも仲間との再会がとても嬉しそうでした。」
などなど嬉しい感想をいただきました。「体験から学ぶ」場に少し近づいた気がします。
今回、対面での想い出会は2年ぶりでした。昨年度はオンラインで、その良さもありましたが、特に保護者の方は直接お会いすることで、醸し出すスタッフの人となりやキャンプの雰囲気を体感してもらえたと思います。私たちも、久しぶりの仲間たちに会えたことはもちろん、保護者の方と直接お話しできることがとても嬉しかったです。
会場に駆けつけ、一緒に想い出会をつくって下さった、こどもたち、保護者の皆さま、そして心強くサポートしてくださった相談員の皆さん、本当にありがとうございました。
次は冬キャンプ、来年の夏キャンプでお会いしましょう!
九州で育ち、泰阜村に来て7年目。自己決定を重ねながら人が育つことを大切にしており、こどもとの関わりの上で自身の在り方が問われる日々。山や森に出かけたり、イラストで物事を表現するのが好き。