インターンがやってきた!―仕事を知る目線で来たけど、生き方に出会えた―

今回は東京都から1週間インターンシップに参加した、寺井朱里(キャンプネーム:なるこ)さんをご紹介します。

自分の知らない場所で、新しいことに出会いたかった

観光学部交流文化学科に所属している3年生です。大学1年生の時、農業体験プログラムに行ってから、地方に興味持ち始めました。自分の知らない場所に行って、今までやったことのない経験をするのが面白くて。そこで出会った子に辻先生(NPOグリーンウッド代表)が大学で行っている授業を勧められて、授業を取り始めたのがここを知ったきっかけです。ちょうど就職について、人・こどもと関わる仕事が良いかも…と考えていた頃に知ったので直感的に「行ってみたい!」と思って今回インターンに参加しました。

”めんどくさい”ひと手間の中に面白さや学びがある

私は一生懸命が恥かしい空気を感じて過ごしてきたんですけど、ここには真剣にやることがかっこいいという空気感が当たり前にあり驚きました。今回こどもたちと一緒に木工に挑戦してみて、木の名札を作ったんですけど、私が「これでいいか」と思って終えようとしたら、すごい細かいところまで「こうしたらもっと滑らかになるよ!」「もっと良くなるよ」と教えてくれて…そうしたら些細なひと手間でもっと良い仕上がりになったんです。めんどくさいことってその場で流されそうになりがちですけど、こどもたちが気軽にこうしたほうがいいと思ったことポーンと言ってくれてお互いに安心して言い合っている。それって日ごろの暮らしの中でも、一人一人がもっとこうしたほうが良いって考えることに繋がっているんです。そうやって一人一人の思いが循環して、良い暮らしが作られていくんだと感じました。

”事務作業”って…意外と辛くない?

自分の将来や仕事の可能性を広げたくてここに来ましたが、最初は事務作業のような単調な作業って自分は辛くなっちゃうだろうなと思っていました。しかし今回キャンプの資料作りなど事務作業が多かったのですが、やってみたら意外と辛くなくて(笑)これが何のための仕事で、どんな意味があるのかを理解してやるだけで、同じ作業でも捉え方や考え方変わるですね。スタッフの方もみんなキャンプがどうしたらより良くなるかを考えながら事務作業をしていて、当たり前に自分が思ったことやそれぞれが気づいたことシェアし合っていました。おかげで、その先にあることが想像でき事務作業にもやりがいを感じられました。

大人もこどもと一緒に挑戦して失敗してもいい

相談員の仕事は、地域・自然・こどもとの関わりを通して毎日学びあふれる仕事でしたね!普通教育の場には、「大人はできて当たり前」の空気があるけどここはなくて。こどもたちと変わらない立場で生活しているから、大人もこどもと一緒に挑戦して失敗してもいいんです。すると、挑戦する姿勢が大人の中にも自然と生まれてきます。もちろん、大人がそういうあり方でいるから、こどもも一緒に挑戦して安心して失敗できるます。そうして一緒に失敗やチャレンジを重ねることで信頼関係生まれ、段々と大人であるまえに「仲間」になっていくんだと思いました。

仕事を知る目線で来たけど、生き方に出会えた

今回、私はインターンを通して仕事を知るという目線で来たけど、どんな人とこれから一緒に生きていきたいか、そんな暮らし方していきたいかという、根本的な新しい考え方出会えました。自分はこどもより年上だけど、そんなこと忘れるくらいこどもたちのほうが先輩で、本当に新しい体験が溢れてた6日間でした。仕事とかじゃなくて、想像以上のものに出会えたんです。同じ生活は帰ったらできないけど、これからはちょっとした日常が変わる気がします。ここの人や考え方に今後の人生を踏まえてよかったと思います!

今回は山村留学「だいだらぼっち」や放課後こども預かり「いってきました」の相談員、キャンプ関係の資料作成といったお仕事に関わっていただきました!なるこ、ありがとうございました!

コメント

  1. 安達佳 より:

    長野に理想的な学びの場があるのですね。
    喜寿の私も仲間入りしたくなりました。
    読んで感動した事を地域にむけ、若い人達が取り組む一歩になるようシェアさせていただきます。
    近くに行ったら、訪ねたい。