東京で嬉しい再会があった。
目の前にいるのは、南信州泰阜村の職場で共に汗と涙を流した仲間。
今は、故郷に帰って素敵な活動を展開している。
彼には、立教大学「自然と人間の共生」と、桜美林大学「環境教育論」のゲストスピーカーとして来てもらった。
池田龍介(バン)君は、鹿児島県の離島・与論島で活躍中だ。
彼の詳しい活動はこのサイトを参照いただきたい。
彼の身体とココロには、泰阜村に暮らすひとびとの歴史が確かに流れている。
数年間といえども、その歴史が彼の血肉となっている。
地域を愛する教育、暮らしに立脚した教育を、これでもかと自分のモノにし続けた泰阜の日々。
その日々の営みを纏って、彼はブーメランのように、泰阜村の1600人のひとびとから思い切り投げ出された。
いや、実は、彼の故郷の与論島から、彼らは強く投げ出されていたのだ。
彼は、強くうねる意志に、様々な価値観を巻き込んで、今、故郷に着地した。
彼の地道で丁寧な営みは、「学び」を伴って地域を質的に変え始めている。
そして、彼と私たちは、地域を越えて一緒に仕事をするようになった。
学生に熱く語る彼の姿と、今後のことを話してくれたその笑顔。
東京での再会、とりわけ社会に出ようとする学生たちへの学びの場での再会は、私の人生の質を高めていく。
今回の再会では、ずっと微笑んでいたかもしれない。
そして、さきほど、彼の結婚式の様子が報告と共に飛び込んできた。
今もまた微笑んでいる。
代表 辻だいち
国道も信号もコンビニもない小さな泰阜村。この村に暮らすひとびとの営みから学ぶ教育活動を続けて29年。「ひとづくり×自然×地域づくり=教育立村」のモデルがこの村にあると信じている。51歳。福井県出身。
2017年までのブログ「わが大地のうた♪」はこちらからご覧いただけます!