こども主導の秋の感謝祭 ~そして試練の冬がやってくる~

この週末は祭だった。
暮らしの学校「だいだらぼっち」(1年間の山村留学)の感謝祭である。
卒業生や保護者、村の人々など多くの人が集まった。
だいだい150人くらいかな。
私たちの教育活動を支える強い想い、全国から持ち寄られた。
夜は持ち寄りおつまみとそれぞれの近況を肴に、これまた持ち寄りのお酒をおいしくいただいた。
しかも朝方まで!

この祭りは何が魅力的かというと、1泊2日の企画運営すべてをこどもたちが手掛けること。
この2日のために、こどもたちは3か月の準備を重ねてきた。
学校から帰ってきて、掃除、洗濯、ご飯作りに風呂焚き、もちろん宿題も。
暮らしにはやることが多く、そのほとんどは時間が決められていない。
大人の介入も極力少ない。
そんな中で、こどもたちは最後まであきらめずに自分たちでこの感謝祭を作り上げた。
もちろんうまくいかないことの方が多い。
ケンカばかりで分かり合えない日も続いた。
けれど、そんなごちゃごちゃが、実は心地よいのだ。
混沌こそパワー。
混沌とした暮らしの中からこそ、現実を豊かにする力が産み出される。

▼感謝祭の最後は「団結踊り」

さて、残り5カ月。
非日常の感謝祭で力を合わせる素晴らしさを手にしたこどもたち。
次は日常の暮らしの中でも力を合わせることができるか。
試される冬が来る。

代表 辻だいち