新しい村長の誕生! ~今、飛び立つ時~

「雨が続くけど、キャンプのこどもたちは大丈夫かな?」

突然顔を出してくれたのは、今夏の村長選で当選した新しい村長だ。
あまりに突然だったので写真をとるタイミングを失った。
なので新聞記事で新村長の顔を紹介する。

彼とは私が泰阜村に来た時からの付き合いだ。
私が24歳くらいだったから、彼は35歳。
ひょいと来訪した彼の顔は、その時のままに今も若々しい。
あれから四半世紀。
様々な場面で行動を共にした。

日本海で重油タンカー(ナホトカ号)が座礁した事故で福井へ(1997年)。
様々なシンポジウムで一緒に登壇するために東京へ(2000年代)。
東日本大震災の時に被災児童をキャンプに招待するために福島へ(2011年)。
地域づくり総務大臣表彰の授賞式で茨城へ(2013年)。
村とNPO協働での人材確保のために東京へ(2018年)

いろんなところに一緒に行った。
そのたびに、往復の車中で村の未来を語り合ってきた。
彼が副村長になってからは、村が直面する様々な課題に定期的に議論を交わし続けてもきた。
互いに若さに任せて無鉄砲だった時を積み重ねた。
時の試練に耐え抜き、今、共に組織のトップに立ち最終責任を負う立場になった。
だからこそ、渾身の想いを込めてタッグを組める。

25年の助走期間を終え、素敵な村をつくるために今、飛び立つ時。
小さな村の新たな挑戦に注目を。

代表 辻だいち