もうね、感動の話だよ、皆さん。
立教大学で泰阜村の松島村長が、2科目でゲストスピーク。
「大学生の学び・社会の学び」では1年生が200名。
地方自治の話をしてくれた。
小さな自治体の首長だからこそ、今の日本に欠如している観点から、学生の心に突き刺さる話だった。
「自然と人間の共生」では、2~4年生が300人。
田舎に住む人間としての率直な話をしてくれた。
「田舎に住む者にとっては、自然なんていうのは、共生する相手じゃなく、闘う相手だ」
「自然なんてのは、手間がかかる“邪魔な物”なんだ」
「でも、その“邪魔なもの”を排除し続けて、いったい何が残るのか」
「高齢者や、障がい者や、小さな自治体と、その“邪魔なもの”が重なるように思えてならない」
「自然と向き合うことは、つまり手間がかかることと向き合うことだ」
日本が直面する課題に、真っ向から挑戦する話だった。
もうね、皆さん、話がとても本質的で、感動しますよ。
これが現職最後の講義になるのは寂しい。
それでも、素敵な首長と24年もの時間を共にできて、シアワセだ。
そして、こんな村長に、2コマも話してもらって、学生諸君もシアワセですよ。
やっぱり、若者に伝えていかなくてはならない。
やっぱり、若者に未来を語らなくてはならない。
不安だらけの日本の現状。
この国はどうなる?
若者は、どう考える?
もちろん、私たちも。
代表 辻だいち

国道も信号もコンビニもない小さな泰阜村。この村に暮らすひとびとの営みから学ぶ教育活動を続けて29年。「ひとづくり×自然×地域づくり=教育立村」のモデルがこの村にあると信じている。51歳。福井県出身。
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