山で育つ想像と発見の力~大峰山へ~|やすおかたんけん隊あんじゃねっこ

こんにちは!

今年度9月からグリーンウッドで働いている新人のたまちゃんです。

ぐっと冷え込んだ10月21日、やすおか保育園の年長さんと泰阜の自然の中で思いっきり遊ぶ、「あんじゃねっこ」が催されました。

今回は泰阜村にある標高750メートルほどの山、大峰山に登山へ!

朝、保育園に車でお迎えに行くと、年長さんたちが並んでお外にやってきました。スタッフの話を真剣に聞いて、「おねがいします!」と元気に挨拶する姿に感激です。移動中の車の中ではにぎやかなお話が繰り広げられ、鬼ごっこやキノコ探しなど、山に登ったらしたいことが沢山飛び交いました。

登山口についてから、山に登るときの約束や注意点を確認しました。まだハチやヘビも活動している時期だったので出会ったらどうするかを確認しました。

また、急な斜面を登るときは足だけじゃなくて手も使って登ることも確認しました。

 

そしていよいよ登山スタート!

 

 

はじめに話したように、急な斜面では4つの手足を駆使して順調に登っていきます。道中にキノコを見つけると大はしゃぎ。「このキノコは赤いね」「いままででいちばん大きい!」「食べられるかなぁ」と、思い思いの感想を言葉にしてくれました。さらには道中にある曲がってトンネルのようになった木の中を通ったり、がらがらどんのような木の橋を渡ったり。途中で休憩をはさみながら、終始前向きな雰囲気で登り終えることができました。

そしていよいよ山頂へ!展望台からの景色に釘付けのこどもたち。小中学校や天竜川などが望め、普段と違う目線で泰阜村を見ることができます。

山で人気だったのは鬼ごっこと弓矢づくり。

木の隙間や橋の上下の高低差を上手に使った鬼ごっこが繰り広げられていました。

弓矢は、森に落ちている木に麻ひもを付けて作ります。少し曲がっている持ちやすい太さの木を選ぶのがポイントです。人のいる方には飛ばさないという約束を守って、松ぼっくりを打ったりどれだけ遠くに飛ばせるか研究したりしていました。

たくさん遊んだ後はお待ちかねのお昼ご飯タイム♪

愛情たっぷりおにぎりを自慢し合いながらおいしそうに食べていました。

ご飯を食べた後も遊ぶ予定でしたが、山頂は予想以上に気温が低く、こどもたちの体調を考えて早めに園に帰ることに。名残惜しそうなこどもたちでしたが、山頂を後にして下山開始です。

実は登るより降りる方が難しいのが登山。急な斜面はおしりをつきながら降ります。園に着くと年少中さんはお昼寝の時間だったので、静かにさようならをして大峰山登山は無事に終了することができました。

 

 

こどもたちは想像力と五感を目いっぱい使って山を楽しんでくれました。「どうして山は遠くの方が青いの?」「山の上の方が寒いのはなんでだろう?」と、たくさんのなぜ?が聞けたこともうれしかったです。成長するうちにこの登山自体のことは忘れてしまうかもしれませんが、山で遊んだ楽しい記憶がどこかに残って自然が豊かであることのしあわせとかありがたさに気づくきっかけになってくれたらうれしいです。これからも楽しく遊びながらねっこを育てていけるように頑張っていきます。

また一緒にあそぼうね!