「食べる」と「作って食べる」の違い ~放課後児童クラブ「いってきました」

毎日暑い日が続いています。みなさんお元気でお過ごしでしょうか。

こんにちは、放課後児童クラブ「いってきました」のみけです。

今回は「いってきました」の一学期を少しふり返ります。

 

「いってきました」のこどもたちは食べることが大好きです。今学期は最初からずっと食べてばっかり!?(笑)その概要をお伝えします。

初めに食べたのは「のびる」。春に畑のわきやみちばたでもあちこちで見かけます。「のびる」が食べられると聞くとじっとしていられないこどもたち。「いってきました」では少しくらいの雨はおかまいなしにカッパを着て外で遊んでいますので、この時も雨にもかかわらず敷地内にある畑の周りに生えている「のびる」をたくさん採りました。

そしてその「のびる」をよく洗って土を落とし、根っこをとって湯がいて少し甘い酢味噌で和えたり、炒めたりしていただきました。

こんな渋いメニュー、こどもたちは果たして食べるのか?と思っていましたが、1・2年生もおいしいと喜んで食べていました。

その後も、よもぎを摘んで蒸しパンを作って食べ、

早下校の時にはパンケーキを焼いて昨年度作ったみかんジャムをのせて食べ、

桑の実の季節には口の周りを紫にして桑の実を食べ、

まだまだ採れる実を使ってジャムを作り、

クレープを焼いて桑の実ジャムをのせて食べ

村の方からいただいた「ハクビシン」のお肉を焚き火で焼いて食べ、

自分たちで育てたモロッコいんげんのスープと、いただいたズッキーニを味噌でいためて食べ、

一学期最後の日も、ローストポテト(揚げないポテト)やポテトサラダを作ってモロッコいんげんを乗せて食べ・・・。

と、本当にいろんなものを作って食べました。

「いってきました」のこどもたちは食べることが好きなのですが、ただ「食べる」ことが好きなのではなく、「自分たちで作って食べる」ことが大好きなのです。

誰かが作ってくれたものももちろんおいしいのですが、自分たちで作るからこそ、仲間が作ってくれるからこそ、その過程も含めてのおいしさがあるのでしょう。

何を作ろうか考えること、その準備をすること、自分たちで作ること、作ったものをみんなに振舞うこと、みんなにおいしいと言ってもらえること、最後片づけまですることなどなど、「おいしい」にたどり着くまで、最後の片付けまで責任もってやるまでに踏むプロセスこそが「大好き」につながっているのだと感じます。

決して上手じゃなくても、いわゆる「おやつ」ではなく「おかず」の一品のようなものでも、作ってもらった人も作った人もみんな美味しそうにいただきます。作ってくれたひとに「ありがとう」と感謝の気持ちをストレートに伝えたり、「おいしい!」という言葉を笑顔とともに伝えたり、 伝えてもらったことで「また作ろう!」と思えたり、「自分も作ってみたい!」と他の子の意欲につながったり…と、自分たちで作るおやつ作りは「おいしい!」だけでは終わらないのです。

こんな風にたくさん「おいしい!」ものをいただいた「いってきました」のこどもたち。二学期はどんなことにチャレンジするのでしょうか!?

まだまだワクワクが止まらない「いってきました」です。