【キャンプNEWS】こどもたちの川遊びを支える川研修とは?

2025山賊キャンプNEWSでは、この夏、山賊キャンプに参加するこどもたちと保護者の皆さまに向けて、キャンプにまつわる様々なニュースをお届けしていきます。今回のテーマは、山賊キャンプの人気プログラム「川遊び」を支えるスタッフたちの準備の様子です。

川の研修は、キャンプの2か月前、春の終わり頃から始まります。研修では、座学で基礎知識を学び、操船や泳ぎ方などを実践的に身につけます。こどもたちが遊ぶ川よりも厳しい環境で行い、安全な川遊びのための準備を整えています。

 

実際にこどもたちが活動する川で研修を行うことは、安全のために欠かせない大切な準備のひとつです。この研修を通して、スタッフは川の様子を細かく確認しています。流木やゴミが流れ着いていないか、地形に危険な変化がないか、水の流れや深さに問題がないかなど、あらゆる視点から入念にチェックを行います。

こうした準備を重ねることで、こどもたちが安心して自然の中で思いきり遊び、貴重な体験ができるよう環境を整えています。

 

また、研修の目的は「安全」だけではありません。こどもたちが「ここで遊んだら楽しい!」と感じる場所を見つけるのも大切なポイントです。

 

「水がちょっと怖いな…」「川で遊ぶのは初めて!」というこどもたちも、限られた時間の中で思いきり楽しんで、川遊びの魅力を知ってほしいと願っています。そのために、スタッフ自身が飛び込んだり、流れたり、泳いだりしながら、遊び場の安全性を自分たちの体で確かめています。

そして何より大切なのは、スタッフが険しい顔で安全を見守るだけではなく、時には率先して楽しむ姿を見せること。

 

「こうやって遊ぶともっと楽しいよ!」「川遊びって面白いんだよ!」と、スタッフが背中で伝えることで、「ちょっと怖いけど、やってみようかな」と、こどもたちの小さなチャレンジを後押しできるのです。

 

川遊びに限らず、キャンプに参加すること自体が、こどもたちにとっては大きなチャレンジです。非日常の体験だからこそ、その土台には「安全」と「安心感」が欠かせません。

 

こどもたちの一歩をそっと支え、挑戦を応援できるように、私たち現場スタッフは日々スキルアップに励んでいます。

川遊びの時間、大人は単に危険を見張っているだけではありません。私たちは常にこどもたちのそばで、一人ひとりの様子を見守りながら、必要に応じて声をかけたり、そっとサポートしたりしています。万が一の場面にもすぐに対応できるよう、安全の確保を最優先に行動しています。

 

また、スタッフ自身も実際に川に入り、遊び方のお手本を見せたり、「こうするともっと安全に楽しく遊べるよ」と自然の中でのふるまいを伝えています。こうした関わりの中で、こどもたちはただ遊ぶだけでなく、自ら危険を察知する力や、仲間と協力する姿勢を少しずつ学んでいきます。

 

川遊びは、自然の不安定さや予測できない場面に触れる貴重な体験の場でもあります。しかしその不安定さこそが、こどもたちにとって「考える力」「挑戦する気持ち」「自分と自然を知ること」につながります。

 

もちろん、そのためにはしっかりとした安全の準備が欠かせません。私たちスタッフも、事前に何度も研修や下見を行い、危険な場所がないか、こどもたちが安心して遊べる環境かを丁寧に確認しています。

 

こどもたちが安心して自然の中で挑戦し、成功や失敗を通して自信をつけていけるよう、私たちスタッフは「安全」と「学び」の両方を意識しながら、丁寧にサポートしていきます。