地域の森が地域の子を育む あんじゃね自然学校開催しました!

こんにちは、いとです!

グリーンウッドが行う、地域の子を対象とした「あんじゃね自然学校」が今年度もスタートしました。この活動は今年で15年目に突入!地域の方々に支えられ、今年も10回の活動を予定しています。4月の活動は、活動拠点であるあんじゃねの森(現在廃校となってしまった泰阜北中学校が保有していた森)での森遊びでした。

泰阜のこどもたちは保育園の頃から繰り返しこの森に来ています。繰り返し森に来ることは、こどもたちの成長をより促します。例えば、火おこし。何度も来ることで、薪集めの大変さを学んだこどもは、森に向かう途中の道でも薪を拾いながら歩きます。

最初は何度も挑戦した火おこしも、たった1本のマッチで火がつけられるようになったり、森に落ちている木や葉っぱの中で、燃えやすいもの・燃えにくいものが分かるようになったり。薪集めや、火おこしの仕方も、自分たちで考えて行えるようになるのです。

また、繰り返し来ることで、「前の遊びの続きをしようよ」「森に階段を作って歩きやすくしたい!」といったように、こどもたちの好奇心やアイデアはどんどん育ちます。今回は「新しいそりコースを作りたい!」と前回森に来た時から挑戦していたこどもたちが、そりコースを完成させました!

コースの途中に埋まっていた木の根っこと格闘すること1時間。あの手この手でなんとか木の根っこを掘り出し、そり遊びを楽しみました!

このようにこどもたちがこどもたちの手で森を整備し、作っていきます。この関わりが、「郷土愛」への第一歩なのかもしれませんね。

こどもにとって”繰り返す”ということは、こどもの想像力を育て、そのアイデアから生まれた失敗と成功を自分の中に落とし込む大切な時間なのではないかと私は思います。この森は、こどもたちに安心して失敗と成功をさせてくれる。そんな場所なのではないでしょうか。

次回は森でのキャンプ。普段では体験できない、朝や夜の森をこどもたちと楽しみたいです。