先日、やすおかの保育園年長児とおこなっている「やすおかたんけん隊 あんじゃねっこ」で、「つくる」活動をしました。
まず一つ目はお茶わん作り。
教えてくれるのは「工房草來舎」のギックとまるちゃんです。
保育園で使っている粘土とは違い、どちらかというとどろんこ遊びに近い粘土。どんな風にお茶わんができていくのかな?
興味津々のこどもたちはギックの話に夢中になりながらやり方を教わります。
さっそく自分たちもギックの真似をして作ってみました。
初めてのお茶わん作り、こどもたちはみんな一所懸命に作っています。上手くできるかな?思い通りにできるかな?みんなドキドキワクワクです。
こうやって集中しているときはみんないい顔をしています。
あっという間にこんなに素敵なお茶わんができました!
焼きあがるまではまだ少し時間がかかりますが、出来上がりが楽しみですね。
次はおみそづくりです。
まずは塩と麹を混ぜています。これを塩きり麹と言います。
先ほどのお茶わん作りもどろんこ遊びのようでしたが、こちらのみそづくりもお砂場で遊んでいるみたいです。
次はやわらかく煮えた大豆をつぶします。ミンサーのような機械でつぶすこともできますが、今日はこどもたちとつくるので、機械ではなくみんなの力を借りることにしました。煮えた大豆を大きな袋に入れて、袋の上から足で踏んでつぶすのです。
実はこの踏み踏み作業、あったかくてやわらかくて、とっても気持ちがいいのです。
そしてこのつぶした豆と先ほどの塩きり麹を混ぜてまあるいみそ玉にして、それを入れ物にぎゅうぎゅうに入れて1年ほど寝かせばおみそのできあがりです!
保育園の先生も、思っていたよりも簡単におみそができたので、ビックリされていました。
実は今回作ったお茶わんとおみそ、どちらもすぐには使えません。
お茶わんは焼いてもらわないとできあがらないし、おみそは食べられるようになるまで最低でも半年以上はかかります。
今は何でも便利になって「待つ」ということをしなくてもいいことがたくさん増えています。こんな風に使える日が「待ち遠しい」と思えるようなことは、こどもたちにとってなかなか無いことなのかもしれません。
自分で作った器によそったご飯と、自分たちで作ったおみそを使って作ったお味噌汁とが並んだ食卓を思うとなんて豊かなのでしょう!きっとこの上なくおいしいご飯が食べられそうですね!
その日が来るのをワクワクしながら待っているこどもたちです。

こどもと大人が力と智恵を出し合って暮らしをまわしていることに魅力を感じ、グリーンウッドに参画して36年目。今もだいだらぼっちのこどもたちや地域のこどもたちと日々奮闘中!寄る年波には勝てないので一緒に走り回ることはできないが、こどもたちと一緒にあちこち歩き回ったりキャンプしたりするのはできる。今のお気に入りは虫のいない季節に野宿して夜空を眺めることと、帰ってきたOB・OGと一緒にお酒を飲むこと!。