みなさん、明けましておめでとうございます!
新しい年がやってまいりました。グリーンウッドでは変わらず、年末年始は山賊キャンプ真っ最中!年越しキャンプのこどもたちともちつきしたり、お年とり料理(年末に食べるこの地域のおせち)を作ったりしてわいわいと年を越すのが慣例です。
(▶過去の様子)
2023年度の冬キャンプは約100名ほどのこどもたちがやってきます。夏のキャンプと合わせると約800名ほど。これだけのこどもたちに、「自然の中で思い切り遊ぶ」「自分が主体者として関わる」「仲間と協働する」機会を届けられたのはとても大きいことです。
グリーンウッドの事業で特に大事にしているのが「一人一票」という考え方。その場に参画している一人一人が、責任をもって行動し、時に対話を重ねながら人と協働して場を創っていくというものです。わかりやすいもので言うと、山賊キャンプで行われる「山賊会議」。みんなで一緒に危ないことを考えたり、キャンプでやりたいことを出し合ってスケジュールを決める会議です。この場でやりたいことを出すのは第一歩。誰かが言ってくれるのを待つのではなく、自分からやりたいことを言うことで初めてスケジュールに組み込まれます。ただ、時に言うだけでは実現しないものもあります。キャンプファイヤーや肝試しといったもののように事前準備が必要なものは、実行委員も募らないと形になりません。やりたいことは、発言するだけでは形にならず、自ら実行することの大切さを、こどもたちは経験します。
自ら参画し、その場を創っていく。この力は日常で大いに必要になります。こどもたちは、学校という小さな社会、家庭という小さな社会で、人と協働して生きているからです。それは社会で生きる私たち大人にも当てはまります。
では、私たち大人は自ら参画し自分の未来を選べているのでしょうか?
今こそ、この問いを改めて考える必要があると思います。
グリーンウッドでは、この1年も山村留学、山賊キャンプ、放課後児童クラブなど日々こどもたちの受け入れを行っていきます。NPOグリーンウッドが掲げるvisionは、「あんじゃねぇな社会の実現」。つまり、誰もが安心と希望を持って明日を迎えられる社会を創り出すことです。そのために「自分たちの社会を創り出す力を育てる」実感を育むことを、日々取り組んでいきます。そして、こどもは鏡。自身が社会のためにアクションできているか、自身に問いかけながら、進んでいきたいと思います。
2024年も、様々な事業でチャレンジしながら、頑張ってまいります。
(現在クラウドファンディングにも挑戦中!)
本年も応援よろしくお願いします!
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【1/10終了】~児童養護施設のこどもたちに山賊キャンプを!~

地域での子育てに関心を持ち、2014年に新卒でグリーンウッドに就職。大学時代、間伐ボランティアをやっていたことから、現在は泰阜村の森林を生かした活動に関心がある。また妊娠・出産を経て、子育てに奮闘中。2児の母。