8月22日、1か月に及ぶ夏の信州こども山賊キャンプ、全19コースが無事終了しました!
参加してくださったこどもは648名!
これだけのこどもたちに、自然の豊かさ、自分が主役になる楽しさ、仲間と協力して得られる達成感を伝えることができたのは、社会づくりのために自然体験活動を行っている我々からすると貴重な機会となりました。
そしてこれだけのこどもたちにキャンプを届けられたのも、一緒にキャンプを創ってくれたボランティアのみなさんの支えと、送り出してくださった保護者の方のご協力があっての賜物だと感じております。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
さて、今年も保護者の方からたくさんのアンケートをいただきました!
沢山のご意見をいただきましたので、ここで一部紹介させていただきます。
【保護者アンケート一部抜粋】
●帰ってきた次の日の朝ごはんで、「こうやって何もしなくてもご飯が食べられることってすごいことなんだね」「いつもありがとう」と言われました!
●お米を炊く時、最初は失敗してカチカチのお米が8合も炊けてしまったそうですが、その後は工夫して最後のお米はとってもとっても美味しかったんだ!と、話す子どもに、失敗して工夫して最後は成功まで辿り着いた体験は、今後の生活に必ず役立つだろうなと思いました。
●時間を忘れ生活でき、都会では経験できないこと多くのことを体験させることができました。
●高い岩から川に飛び込んだのが、とても楽しかったと話してくれました。ずーと川遊びをしていたかったそうです。
●家族でキャンプしても、つい大人が内容を決めがち。子供を信じてみて任せてよう、と私自身が考える良い機会をいただけました。
●親元から離れ、知らない子達と初めての場所で過ごした日々はとても素晴らしいものになりました。
子供達の自主性を大事にしてくれているので、自ら考え、たくさんいろいろな気持ちを感じられたと思います。
アンケートでは、キャンプをより良いものにするためのご指摘や、このようなたくさんの温かいお言葉をいただきました。これら両方をきちんと受け止めて、より質の向上に努めてまいります。
今社会では自分を優先した利己的な考え方が、大きく社会を分断しているように感じています。
違いが人を区別するためのボーダーラインとなっているのです。
しかし、違いとは本来ポジティブなものではないでしょうか。
自分では思いつかないようなご飯づくりのメニューがでてきたり、自分の枠組みを超えたダイナミックな遊びにができたり、一人では臆することにもチャレンジできたり・・・人を通して新たな自分にも出会うことができるのです。
山賊キャンプでは自分がやりたいことをとことん遊びつくしてほしいと同時に、仲間で話し合い協力しあう楽しさを感じてもらいたいと思っています。
「違いは豊かさ」
山賊キャンプでこの言葉を体験として感じ取ってもらえるよう、これからも頑張っていきます!

地域での子育てに関心を持ち、2014年に新卒でグリーンウッドに就職。大学時代、間伐ボランティアをやっていたことから、現在は泰阜村の森林を生かした活動に関心がある。また妊娠・出産を経て、子育てに奮闘中。2児の母。