こんにちは、やすおかたんけん隊あんじゃねっこのみけです。
今年度最後のあんじゃねっこは、「森の中で一日遊ぶ!」ということで、みんなであんじゃねの森へ行きました。
森の入り口からみんなが遊ぶところまで、少し歩くのですが、その道中もご覧の通り、元気いっぱいです。
あんじゃねの森に来たのは久しぶりだったので、森での約束を確認しました。
そしてさっそく遊び始めました。
あんじゃねの森にはほとんど遊具は無く、あるのは丸太のシーソーとツリーハウスくらい。
大した遊具は無くても森の中のこどもたちは、ひたすら遊び続けます。
秘密基地を作ったり
倒した木をそのまま使った一本橋を渡ったり
そりも3台持って行っていて、こどもたちの目につくところにあったにもかかわらず、そりには目もくれずに探検に行ったり葉っぱを探したりと、とにかくずっと遊んでいました。
この日はお昼ごはんも森で食べることにしていたので、火も焚きました。
もちろん焚き火が大好きなこどもたちは火のお世話にも夢中です。森の中に落ちている薪(たきぎ)を一所懸命探して持ってきてくれます。
料理に使っていた木べらに似た木切れを見つけて見せにに来てくれました。
おとなの目ではなかなか見つけられない、こどもの目だからこその発見ですね!
お昼は焚き火でコトコト煮た豚汁!みんなでおいしくいただきました。
食べきれるか心配だったくらい大きな鍋に作った豚汁でしたが、きれいになくなりました!
お昼ごはんの後も遊びは続きます。
焚き火の場所から少し離れたところに、木でベンチを作ってあるスペースがあります。周りには木の切り株や丸太があり、それをお立ち台にして発表会が始まりました。踊りを踊ったり歌を歌ったり、こどもたちはそれぞれに発表し合っていました。
午後までたっぷり遊んだのですが、まだまだ遊びたかった様子のこどもたち。
小学生になってまた森に来る機会があったらいっぱい遊ぼうね!きっとその時には今とは違ういろんな遊びに夢中になるのだと思うと今から楽しみです。
自然体験活動を主たる事業としている私たちですが、森遊びをしている様々な地域の保育園や幼稚園の先生方に、「森での遊びがマンネリ化してしまって…」とか、「何か新しい遊びは無いですかね…」などと相談されることがあります。 そのたびにお伝えしていることは、「ずっと同じ遊びをしているのはそれが面白いからであって、こどもたちは何も困っていない」ということと、「面白いのはきっと何か新しいことに出会っているから」ということです。こどもは正直ですから、つまらなかったらやめてしまいます。いつから始まったのかわからない「鬼ごっこ」だって、いまだにこどもたちはやりつづけています。でも「鬼ごっこ」については誰もマンネリとは言わないですよね。端からは同じように見えても、こどもたちの中ではその度に変化があったり新しい発見があったりするのでしょう。森遊びは特別な遊びではなくて、何もなくても、ただ歩いているだけでも、こどもたちの発想で無限の可能性のある遊びなのです。こどもたちと森が繰り広げる無限の遊びを、いつまでも一緒に楽しめるしなやかな心を持ち続けていたいです。

こどもと大人が力と智恵を出し合って暮らしをまわしていることに魅力を感じ、グリーンウッドに参画して36年目。今もだいだらぼっちのこどもたちや地域のこどもたちと日々奮闘中!寄る年波には勝てないので一緒に走り回ることはできないが、こどもたちと一緒にあちこち歩き回ったりキャンプしたりするのはできる。今のお気に入りは虫のいない季節に野宿して夜空を眺めることと、帰ってきたOB・OGと一緒にお酒を飲むこと!。