2025冬の信州こども山賊キャンプ

Shinshu Kids’ Sanzoku Camp in winter

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冬の信州こども山賊キャンプにおける熊への安全対策について

 近年、全国的に熊の目撃情報が増加しており、特に今年は人的被害のニュースも相次いでいるため、自然の中での活動に対しご不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。基本的には冬のキャンプが開催される12月下旬から1月頭は、熊は冬眠する時期のため熊と遭遇する危険性は低いと考えられます。それでもなお、自然の中での活動であることを踏まえ、NPOグリーンウッドでは近年の全国的な熊の目撃情報の増加を受け、数年前より熊への安全対策を行っており、今年も引き続き徹底する方針です。
 何より参加者の安全を最優先に考え、常に最新の情報を収集し、必要な対策を講じながら活動を実施します。
 
 以下に、キャンプ開催地である長野県泰阜村における熊の出没状況と、当団体が実施している安全対策についてご案内いたします。
 

■活動地域(泰阜村)の熊の出没状況

  • 目撃情報:令和7年度11月現在において、例年と比べて大きな変化はありません。また山林付近の目撃であり、人身被害は今のところ確認されておりません。 

  • 環境特性と対応:泰阜村は面積の約8〜9割が森林で、鹿・猪・猿など多様な野生動物が生息しています。このような環境から、経験豊富な猟師が多数所属する地域の猟友会が有害鳥獣の駆除や巡回を例年行っており、行政も連携して情報収集や対策に努めています。

 

【熊の基本的な習性】
• 熊は冬眠前の栄養確保のため秋に活発に行動し、冬は冬眠する
• 臆病な性質があり、人の声や騒音を避ける傾向がある

 

■NPOグリーンウッドの安全対策
※遠征する場合等を含め周囲の環境に応じて適宜実施
熊の習性を把握した上で、それに応じた適切な対策を実施しております。

  • 音による対策

      • 熊鈴の携帯(必要に応じて)

      • 熊用の花火やラジオなどを使用して人の気配を知らせる

  • 食べ物の管理

      • 食べ残しやゴミを野外に放置しない

      • 生ごみは蓋付き容器で臭いを抑えて管理する

  • スタッフ・参加者への教育

      • スタッフへ熊の習性と安全対策を徹底周知

      • 参加者にも安全対策や対処法を共有

  • 万が一の備え

      • 熊撃退スプレーの携帯

      • 緊急時の対応マニュアルをスタッフ全員が共有

  • 地域との連携

      • 行政や猟友会など関係機関と連携し、最新情報を収集

      • 目撃情報に応じて巡回などを依頼

 

■今後の対応

 野生動物の動向は予測が難しいため、今後も行政や猟友会など関係機関と連携し、最新情報をもとに柔軟かつ迅速な対応を行ってまいります。なお、熊の目撃情報の状況によってはフィールドやプログラムの変更の可能性もございますので何卒ご承知おきください。

 保護者の皆様にはご心配をおかけいたしますが、安心してお子様を送り出していただけるよう、万全の体制でキャンプを運営いたします。ご不明な点やご質問がございましたら、山賊キャンプ事務局までお問い合わせください。