ねっこ教育

Well-Rooted Education

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人間の土台を作る 暮らしから学ぶ ねっこ教育

人間の土台を作る「ねっこ教育」とは?

 
枝葉や果実ばかりを育てると木も重さで折れてしまいます。大切なのは自らを支え、自らを育てる根っこが丈夫であることです。
人も同じではないでしょうか?スキルや学力、知識をたくさん持っていても、正しく使える心がなければ間違いを犯したり、否応のない困難にぶつかったときに心が耐えられなくなり倒れてしまいます。
人のねっこは、誰もが主体者であり必然である「暮らし」で育ちます。私たちは「暮らしから学ぶ ねっこ教育」と称し、様々な年代に応じた体験活動を提供しています。
 

こどもの学びを進めるサイクル

 
物事を理解するために必要なのは「体験」です。そこで「まずはやってみる」ことから始めます。次に「反復」です。繰り返すことで体験したものを多面的に捉えたり、習得したり、理解がはじまります。最後の「発見」では、自ら得たものを言語化や知覚によって確実な理解へとつなげ、次のチャレンジや探究といった学びの行動へとつなげます。このサイクルはまた新たな「体験」を生み出すことで、学びはスパイラルアップし、深化と進化を続けるのです。
私たちグリーンウッドは、こどもたちを育てる最も重要な要素は、サイクルが生み出される体験と捉えています。
 

 
 

 
 
 

ねっこ教育3つの体験

 「楽しむ」とは、「楽」であることとは違います。「できなかったことができる」「知らないことを知る」という自分の世界が広がっていくことだったり、手間がかかったり、困難や失敗を「乗り越えられた」という達成感であったり、そこで得た成長や、他者と「思いを共にする」共感といったものです。
世界にあるまだ出会ったことのない「楽しい」と感じる体験は、知らない世界の扉を開き、探究心や好奇心、困難を乗り越える、前に進む力となります。
 
感じる体験とは、自分の体を通した五感を刺激し、心が動く体験のことです。
知識と情報があふれる時代において、「感じる」とは、人や社会、自然、自分を取り巻くありとあらゆるモノとコトから読み取り、見えるものだけが全てではない世界の中で、時に見えないものを理解する力でもあります。自分の身体を通じた感覚が見過ごされてしまいがちな社会の中で、自らの「感じる体験」は、自分と出会うことであり、他者や社会、自然といった自分を取り巻くあらゆるものとの、関係性を創る力となります。
 
 食事作りや遊びのルール、計画を立てるなど、自分の暮らしに関わるものを生み出すことです。生み出す行為の過程の中で、モノの成り立ちを知り、関わることが増え、試行錯誤や失敗があります。常に頭を使い「考え」「行動」していきます。
無いから有るを生み出す体験は自信となり、次のチャレンジの一歩へとつながります。この繰り返しが自らの可能性の環を広げていきます。
「生み出す」経験は、自分の人生を自分が主人公となり歩むための土台となります。