暮らしの学校「だいだらぼっち」

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だいだらぼっちの1年間

だいだらぼっちにはたくさんの作業があります。
薪を運んだり割ったりする薪作業、田植えから稲刈りまで行う田んぼ作業、野菜を育てる畑作業・・・どれもだいだらぼっちの暮らしを支えるために必要なものです。
作業は決して楽なものではありませんが、こどもたちが口々に言うのは「大変って楽しい」という言葉。
作業はまさに「暮らしから学ぶ」を表した、だいだらぼっちを象徴したものです。

 

暮らしを作る作業

 
だいだらぼっちにはたくさんの作業があります。
薪を運んだり割ったりする薪作業、田植えから稲刈りまで行う田んぼ作業、野菜を育てる畑作業・・・どれもだいだらぼっちの暮らしを支えるために必要なものです。
作業は決して楽なものではありませんが、こどもたちが口々に言うのは「大変って楽しい」という言葉。
作業はまさに「暮らしから学ぶ」を表した、だいだらぼっちを象徴したものです。

 

薪作業
 

村内の森から薪出し作業

 
だいだらぼっちではお風呂、ストーブの燃料は薪を使って生活をしています。
その薪を山へ行って調達したり、近所の方からいただき、薪割りをして使える状態にすることも暮らしの中の大切な仕事です。
力のない小さな子から大きな中学生までいるので、みんなが同じことができませんが、それぞれがやれることを出し合い、力を合わせて作業をします。
また、秋と冬には薪を使って焚く登り窯や穴窯で焼き物も焼いています。

田んぼ作業
 

だいだらぼっち総出で田植え

 
だいだらぼっちでは田んぼでお米を作っています。その準備は4月の田おこしから始まります。代掻き、田植え、雑草とり、そして10月に稲刈り。その作業のほとんどはは自分たちの手を使って作業します。
たくさんの作業があり、しかも手作業なので大変な時間もかかりますが、お米のおいしさはその苦労に比例し、そしてこどもたちはその1粒の価値に気づくのです。まただいだらぼっちの田んぼはご近所の農家の方がいつも様子を見守ってくださり、困ったらいつもアドバイスや、手助けをしてくださいます。
地域の中で暮らすことを感じる作業でもあるのです。
 

畑作業
 

畑で野菜の収穫

 
だいだらぼっちの敷地には小さいけれど立派な畑があります。
作る野菜はこどもたちが決めていきます。とうもろこし、きゅうり、トマト、すいか、たまねぎ、サトイモ、さつまいも、ゴーヤやこんにゃくいも・・・何を育てるかは毎年違います。毎週の草取りは大変ですが、収穫の喜びは格別です。形や大きさは悪くてもがんばって作った野菜の味にこどもたちは「だいだらぼっちの野菜は甘い!」「味が違う!」と言い、こどもたちは本物の味を知ります。
 

アクティビティ紹介

 
だいだらぼっちの一年間の予定は何も決まっていません。
4月に仲間が集合したとき、「この一年で何をする?」と一枚の白い紙を前にみんなで頭をひねって、やりたいことを出し合い決めていきます。そのため毎年どのようなアクティビティをするかは決まっていませんが、その一部を紹介します。
 

山菜採り
 

裏庭でタラの芽とり

 
春は近所の里山で山菜をとります。採れたての山菜はそのまま調理。ツクシにヨモギ、タラの芽などをてんぷらにしたりおひたしにしたり…こどもたちのご飯づくりを豊かにしてくれます。
ます。
 

川遊び
 

天竜川でラフティング・川下り

 
夏はやっぱり川遊び!
泰阜村村内はじめ、近隣には多くの清流があります。
沢登りや魚捕り、カヌーでの川下りやリバーフローティングに飛び込みなど、ダイナミックな川遊びはこどもたちの心をわしづかみにします。
泰阜村の豊かな自然を改めて感じることができる瞬間です。
 

登山・ハイキング
 

八ヶ岳登山

 
信州・長野県は南アルプスに中央アルプス、北アルプスに八ヶ岳と日本を代表する素晴らしい山々に囲まれています。過去には『団結登山』と言って、だいだらぼっちのこども全員とスタッフ全員、総勢40名近くで登山をしたこともあります。冬には雪山に出かけることもあります。
 

スキー・スケート・雪山登山
 

隣村スキー場へ

 
泰阜村は長野県といっても愛知寄りなので、そこまで雪は降りませんが、雪が降ったら、だいだらぼっち敷地内で雪合戦やそり遊び。こどもも相談員もみんなで遊ぶこともあります。
また1時間ぐらい行くとスキー場があり、休日に日帰りで行ってくることが出来ます。
 

ものづくり
 

裏庭の栗で染め物

 
だいだらぼっちでは、暮らしで使う道具を陶芸・木工・染物をして手作りします。
自分の作った食器でご飯を食べ、自分で作ったイスに座る。毎日料理で出る玉ねぎの皮や、秋に落ちた栗で染物をしたりと季節ごとの染物もできます。
だいだらぼっちではものづくりを通して、自然から生み出す泰阜村の暮らし、
 

窯焚き(陶芸)
 

登り窯

 
自分たちでつくった器やコップは薪窯を使って自分たちで焚き上げます。
焼き物の器を作るプログラムは全国どこでもありますが、こども自身で窯焚きを行うのは他に例がありません。目標温度は1200度、3日間夜通し窯を焚きます。その窯をたくための大量を運んでくるのも、割って積んで乾かすのもこどもたちの手で行います。灼熱の炎と向き合い仲間と支えあいながら焚き上げる窯はこどもたちの団結力をさらに強めます。窯焚きはだいだらぼっちの秋と冬の一大行事です。