暮らしの学校だいだらぼっちの日々

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< 3月第1週 ・ 2/28~3/3 >

こどもたちは来年度に自分たちの暮らしを引き継いでいくために動いています。あだっちーが直しているのは薪割りに使う斧です。3年間斧が壊れたら直すことを続けてきたあだっちーの手つきは何ともスムーズです。

かりんとゆいは壊れてしまったお風呂のすのこの板をドリルでねじをうち直しています。始めはおぼつかない手つきだったふたりも慣れてくると「自分たちにもできるんだ!楽しい!」「今度は壊れたらすぐに直せる!」と嬉しそうです。できることがひとつ増える度に自信をつけるこどもたちです。

こちらは畑の土を耕しています。土に粉砕した藁、灰、堆肥を混ぜて柔らかくほぐしました。4月から来るこどもたちが慣れない畑作業も楽しいと思ってもらえるようにように頑張りました!

今日は大掃除です!ラムネは台所のタイルを拭いています。1年間暮らした母屋をきれいにするのも締めくくりのひとつです。

翌週に迫った来年度参加するこどもたちへバトンを渡す”引き継ぎ会”に向けても準備が進んでいました。引き継ぎ会でやる予定の餅つきもリハーサルをしました。こどもが主体となって運営するので、こどもたち自身が実際の動きをイメージすることが欠かせません!

引き継ぎ会では新規参加者や卒業生、その家族など150人以上が一堂に会して食事をします。食事係は事前に机を当日の配置に並べてみました。「人が分散するにはどうしたらいいかな」「この配置だと身動きが取れないから何か工夫できないかな」と具体的に改善点が見えてきました。

引き継ぎ会で使うお野菜を農家さんにいただきに来ました。仲っちゃんは「来てくれた人に農家さんの想いを伝えたい!」と張り切っています。今まで農家さんに何度も会いに行って関係を築いてきたからこそ色んなお話を聞くことができました。

ものづくりも締めくくりです。最後の焼成に向けてお世話になった人たちへ作った陶芸作品ひとつひとつに釉がけをしていきました。

ヒロマサはクラスメイトにつくったキーホルダーに絵付けをしています。思わず笑ってしまうような個性あふれるヒロマサらしいイラスト。学校の友達への「ありがとう」の気持ちが伝わってきます。

オオダコとなおみちがアップルパイを作ってくれました!1年の締めくくりに向けて大忙しの1週間でしたが、仲間がつくってくれる美味しいスイーツでがんばれます!


寺井朱里(なるこ)
今週のだいだらの日々の様子
寺井朱里(なるこ)