暮らしの学校だいだらぼっちの日々

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< 11月第4週 ・ 11/20~11/26 >

今日は陶芸作品を焼く「登り窯」で使うアカマツをとる山出し作業です。山の斜面にある大量の丸太をこども・相談員総出でおろします。まだ切たてでかなり重い丸太の数々もモチベーションを高く取り組めばあっという間に進んでいきます!

あきとは木の高い位置に登って滑車をつけています。人力だけでは運べない重くて長い木にロープを繋いで、滑車を使ってみんなで引っ張る作戦です!森の中ではその時々によって木の状態や環境の条件も様々なので、その状況に合わせてどの方法が自分たちの力を発揮できるかを考えて作戦を立てるのです。

さあ約20人が総動員となって力を合わせて引っ張ります!木が重かったり、引っかかったりすると中々思うように動かないこともありますが、「少しずつ木が動いていてるよ!」「いい調子!」と声を掛け合い踏ん張りました。

山出し作業をした森で週末はお楽しみのデイキャンプをしました。森の中で火を焚いてお昼ご飯をたべます。鍋の蓋をあけると…ふっくらお米の登場にこの笑顔です!

さあ、みんな集まっていただきます。メニューはキーマカレーと焼き鳥です。「おいしい~!」「森で食べると別格だね!」と嬉しい声が飛び交いました。

お腹いっぱいになったこどもたちは「だるまさんが転んだ」をしました。変なポーズをする仲間にみんなで大笑いです!最高の遊び場であり、薪をいただく場でもある森はこどもたちにとって特別な場所です。

自分たちが普段使っている道路を掃除する村の作業をしました。道には夏から秋にかけてた落ちた枯葉がいっぱいです。いつもお世話になっている村の方の力になれるように一生懸命働きます!

こどもたちが収穫しているのは畑の大豆です。株からさやをとる地道な手作業も仲間と楽しくおしゃべりをしながら取り組むと不思議と進みます。

ヤモリは今年の田んぼでとれた大量の藁を燃やします!さて何がはじまるのでしょうか?

燃やしていた藁は山盛りの灰になりました!この藁の灰で陶芸作品にかける釉薬をつくるのです。だいだらぼっちでは森から出した木も田んぼの藁もものづくりに繋がります。身の回りにある自然の見え方が変わっていくこどもたちです。


寺井朱里(なるこ)
今週のだいだらの日々の様子
寺井朱里(なるこ)