暮らしの学校だいだらぼっちの日々

colum of daidarabochi
< 10月第4週 ・ 10/24~10/30 >

だいだらぼっちの畑で収穫した小豆をとりました。緑色だったさやがカラカラに乾き、それを開くと見覚えのある小豆が取れます。餡子作りやお赤飯など、どうやって小豆をいただこうか、想像しながら作業をしました。

むぎちゃとピコが、くるみの殻を割って、実を取り出す作業をしています。クルミをオーブンで焼いたり、フライパンで炒ったりしていると香ばしいいい匂いが漂ってきます。お勝手が秋のいい匂いでいっぱいになりました。

夜ご飯に、だいだらぼっちの畑で採れたさつまいもを使ってサツマイモ団子をつくりました。自分たちで育てた野菜、そして、季節のものを、みんなでいただける幸せを感じます。

来週末に迫っただいだらぼっち説明会に向けて、何度も打合せをしています。来年の仲間を集めるために、自分たちの暮らしと向き直って伝え方を考えます。

説明会本番に向けて、リハーサルを行いました。打合せをして考えたセリフや劇を実践できました。本番まであと少しですが、試行錯誤を続けます。

週末に、だいだらぼっちに一番長くいる鶏を絞めることを決めていました。そのために絞める鶏をカートンに移しました。今まで一緒に暮らしてきた鶏を、自分たちの手で絞めるとなると、複雑な気持ちが湧いてきます。

鶏を絞める役割を引き受けたなつは、真剣な表情で役割を果たしてくれました。命と向き合える貴重な経験です。

絞めた鶏をいただくために、羽をきれいに抜いていきます。姿が一変していく様を見るのは心が締め付けられますが、自分たちの手で作業をしていきます。

羽を抜いた鶏をさばくと、私たちがいつもいただいているお肉の姿になっていきます。普段食べているお肉は、鶏何羽分になるね…と、普段の食生活を振り返っていました。

ニワトリは余すところなく美味しくいただきました。絞めるところから、さばいて食べるところまで、全て自分たちでやってみると、命をいただくことと初めて向き合えます。


管野美文(ふーみん)
今週のだいだらの日々の様子
管野美文(ふーみん)