暮らしの学校だいだらぼっちの日々

colum of daidarabochi
< 1月第2週 ・ 1/9~1/15 >

3学期がいよいよスタートしました。こどもも相談員もみんな集まって行ったはじめの会では、冬休みの思い出や来年度、継続したいのか、帰るのかを伝え合いました。それぞれの決意を胸に残り3か月、悔いのない時間を過ごそう!

なつとオラフがお部屋の引っ越しの合間を縫って生地から手作りのキッシュを焼いてくれました。手間はかかるけどめちゃくちゃ美味しい!手作りが一番の贅沢です。

帰ってきて早速お風呂の周りの使いやすい場所に薪がなかったので移動しました。だいだらぼっちでは薪作業は特別なことではありません。日常の仕事の一つなんです。

一年の終わりも見え始めものづくりにも熱が入ります。特に焼き物は2月の登り窯に向けみんな張り切って作っています。

こちらもものづくりです。秋に刈ったワラを燃やして灰にして、そこから釉薬を作っています。自分たちで育てたワラの釉薬はいったいどんな色になるのでしょうか?それは登り窯で焼いてみてのお楽しみです。

登り窯の準備と言えば薪作業もあります。秋に取ってきた薪を今度はどんどん割る作業をします。3年目中学3年生のKは薪の列を作りどんどん割っていきます。さすが!頼りになる!

割った薪はどんどんと積んでいきます。登り窯で使う薪の量はかなりの量なのでこどもたちの身長をはるかに超える高さに何列も積んで乾かします。崩れないように高く積む、これも技術と根気が必要です。

伊那谷の冬の風物詩凍み大根を作っています。寒い冬だからこそ作れる保存食です。使う大根はもちろん2学期末に収穫した大根です。丁寧に皮をむいていきます。

大根を干すのに使うのはワラです。ワラを使うにもちゃんと理由があり、大根の余分な水分をとってくれるそうです。干すのに適している長めのワラを選別していきます。

準備完了!輪切りの大根を下茹でして、菜箸で穴をあけそこにワラを通します。後は外に吊るして冬の気温が大根を美味しくしてくれます。まさに暮らしの知恵です。これから干して1か月どんな味になるのか楽しみです。


森久哲(もーりぃ)
今週のだいだらの日々の様子
森久哲(もーりぃ)