次世代を担う教師を育てる一年間の教師・指導者育成プロジェクト

育成プロジェクト・ひーちゃん 【事業報告】
2020年度指導者育成プロジェクト参加者 木本拡志 
     〜1年間育成プロジェクトひーちゃん学びのコラム〜


4月の研修報告  →  研修担当バズのふりかえり




 4月育成プロジェクトひーちゃん研修報告

はじめに

 私が育成プロジェクトに参加することに決めた理由は、自分と向き合い、今後どうしていきたいかを考えたいと思ったからです。小学生の時から教師になりたいと思い続けて大学を卒業しましたが、なりたいという気持ちだけが先行し、「なぜ教師になりたいと思ったのか」と聞かれた時に胸を張って答えることができませんでした。それ以降、私は「将来こどもと関わる仕事をしたい人として何をしたいのか」「こどもに何を伝えたいのか」を考えるようになりました。
 そんな私にとって山賊キャンプは、たくさんのことにチャレンジしながら自分自身のことを見つめなおす大きなきっかけになりました。大学生の時に山賊キャンプを知ってボランティアとして参加したときに、スケジュールからごはんのメニューまでなんでもこどもたちと話し合って決めるキャンプに驚き、その後も参加し続けるたびにそれぞれのこどもたちの色々な姿を見てたくさんのことを考えさせられました。昨年の夏に長期ボランティアとしてキャンプに参加した際には、自分の発する言葉次第で自分の考え方も大きく変わることを学び、キャンプに参加するたびに自分のことを少しずつプラスに考えられるようになることで、自分自身と向き合うきっかけになりました。
 この経験から、一年間、こどもたちと一緒に様々なことにチャレンジしていく中で、他の人と話し合い、いろいろと考えていくことを通して、私が一番大事にしたいことが何なのかを見つめることができると考えました。たくさんの人たちと生活をする中で、私がやったこともないこと、避けてしまっていたことがどんどん出てくると思います。その時、怖気づかずにどんなことでもどんどんチャレンジしていくことで自分のことを見つめなおしていきたいです。


4月を過ごしてみて

 1か月を暮らしてみて、毎日が瞬く間に過ぎていきました。短期事業部の一員として、放課後児童クラブいってきましたなどの毎日のやることや、こどもとの生活の中で、毎日が学びになり、新しい発見もたくさんありました。例えば、料理は今まで機会がなければほとんどしてきませんでしたが、当番として毎週入るため、その度にチャレンジになり、その中で野菜の切りやすい切り方から味付けの仕方など、多くのことが学びになっています。また、周りには木などのいろいろな植物があふれていて、針葉樹と広葉樹で薪としての燃え方に違いがあること、針葉樹と広葉樹の見分け方、周囲に生えている食べられる植物など、私の身の回りには今までに考えたこともなかったことや知らなかったことがたくさんあることに気づきました。中でも、タンポポの花を使った染物の活動を通して、身近な植物を使って染料としてきれいな色をつけることができ、工夫次第でいろいろな模様をつけることができることに感動しました。
 そんな生活の中で、私の課題として感じたことは、他者との距離感がうまく取れていないことと、自分のルールに縛られて、まだチャレンジする前に少し躊躇ってしまうことです。
 他者との距離感については、関係性が遠いと必要以上に距離をとってしまう一方で、話すようになった相手や、距離を詰めようとしている相手には近づきすぎてしまう面があることに気づきました。新型コロナウイルスの関係である程度の距離感を保って話をすることになった中で考えることでさらに強く感じました。新しい生活の中で、距離感を意識しすぎていたり、逆に考えが足りなかったりしたことがあるように思います。誰を相手にするときにも、一人の人として関わっていくことを意識することが必要だと感じました。
 チャレンジについては、以前と比べて、やってみたいと思うことは増えたものの、自信があまりないことに挑戦する時には、一歩を踏み出す前に少し躊躇ってしまうことがありました。例えば、こどもが探検や散歩で出かけるときに、「ここに行っていいの?」と足を止めてしまったり、「一緒にやろう」と誘われた時も、「できるかな」と不安になって決心するまでに時間がかかってしまったりすることがありました。去年の長期ボランティアを経て少しずつ自信がついてきたとは言っても、まだまだ行動に移せるほどに自信がついたわけではないと感じました。小さなことでもチャレンジできるものを探してどんどんチャレンジしていき、少しずつ自分の自信につなげていきたいと思います。


5月に向けて

 一カ月を通して見えてきた課題を解決するために、自分から積極的に話しかけていきたいと思います。いろいろな人と話をする中で、距離感や人との関わり方を見極めていきたいです。その基本として挨拶があると思うので、自分から挨拶することを特に意識していきたいと思います。また、自分がこの一年間で特にチャレンジしたいことを見つけ、計画を立てて行動に移せるようにしたいです。自分が何をしたいのかを見極めるためにも、今はチャレンジの機会を逃さず、一つ一つのことに真剣に向き合っていきたいと思います。



□ 4月研修担当バズのふりかえり 

スタッフ・ばず振り返りの中で、日常の中にある発見や感動とともに、こどもたちをうまくまとめようとするあまり、大人という自分自身が前に出過ぎていたように感じるとの話がありました。反省の弁を述べる場面も。しかし、こどもたちや周りのスタッフ、人と向き合うことに正解はありません。言うべき時は言わなければならないし、大人だって間違ったことをすることもあります。そこから何を学ぶのか。不安は誰でもあることです。そこから一歩踏み出せるかどうかがとても大切だと思います。ここで1年間学ぶということを決めたひーちゃん自身の大きな一歩を信じてたくさんのことがある1年を進ん歩んでいって欲しいと思います。


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