次世代を担う教師を育てる一年間の教師・指導者育成プロジェクト

『1年間のだいだら生活で得たもの』 比田井 妙佳
 
 家族以外の人と生活を共にしたことがありますか?しかも、年齢も出身地も違う人たちと一つ屋根の下で一緒に暮らすことって、なかなかできることじゃありません。それができるのが、"だいだらぼっち"での生活です。
 そこでは、だれが1番だとかえらいだとかそんなことはありません。「休みの日はなにがしたいのか」「暮らしのために何をしなくちゃいけないのか」考えるのは、そこで暮らすみんなです。どんなことでも、みんなで「話し合い」で決めていきます。小学生が、中学生にもちろん大人にだって自分の言いたいことを伝えます。そして、相手の気持ちや言いたいことをわかってあげようと、一生懸命聴くのです。時には夜遅くまで子どもたちと、時にはお酒を飲みながら大人たちと・・・。あんなにたくさんの「話す時間」がもてたのも"だいだらぼっち"で生活したからです。子どもたちのことを考えるこの時間は、教員を目指すみなさんにとっても貴重な時間となるはずです!!
 だいだらぼっちでの生活で、私は子どもたちが持っている力のすごさを感じました。そして、人と人がコミュニケーションを取り合っていくことの大切さも再確認できました。いろんな人たちと一緒に生活することで見えてくることがたくさんあります。本気で先生になりたいと思っている人は、ぜひこの育成プロジェクトに参加してみてください。実際、学校現場で子どもたちの前に立った時に、子どもたちを見る眼が広がるはずです。がんばってください。 


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