【2019山賊キャンプニュース vol.3】 山賊キャンプのスタッフってどんな人?―長老バズ編― 

シリーズでお送りする『山賊キャンプのスタッフってどんな人?』は、私たち山賊キャンプに携わる長老陣や裏方のスタッフを、定期的にインタビューで紹介してまいります。長老編第2弾は山賊キャンプの長老 バズ(矢加部 優)にインタビューを行いました。

まずは自己紹介をお願いします。

埼玉県上尾市出身28歳。3人兄妹の長男です。9年間、野球一筋で高校3年生の時には主将をやっていました。大学に進学し教育学科で教師になる道を歩んでいましたが、4年生の夏に恩師の紹介で山賊キャンプボランティアに参加したのがきっかけで、翌年の2013年4月からNPOグリーンウッドに就職しました。現在は山賊キャンプの泰阜村の山奥の集落に、妻と娘(2歳)、息子(0歳)と4人で住んでます。ご飯を炊いたり、風呂や冬のストーブは全て薪の生活です。水道はなく湧き水を溜めて使っています。畑をつくって野菜を収穫し、山菜やジビエなど自然の恩恵で生きています(笑)

―普段の仕事について教えてください

山賊キャンプではこどもたちと直接かかわる現場チームのリーダーを務めています。その他にも普段はNPOグリーンウッドが行う森のようちえん「まめぼっち」の担当として、幼児とその保護者を対象とした事業を行っています。月1度、参加者とともに泰阜村にある森で森遊びを行う事業です。自分もこどもが生まれたからこそ気づけたのですが、私たちにとって当たり前のことでも小さい子にとっては初めてのことがたくさんあります。今はこどもたちが自然と触れ合う中で感じた驚きや喜び、色んな感情に共感することを大事にしています。

山賊キャンプで大切にしていることはありますか?

山賊キャンプでは、族でのこどもたちの関わりを大切にしています。キャンプ中、こどもたちは約10名のグループで活動します。小学1年生から中学3年生までの異年齢縦割り男女混合グループには東京・愛知県の子もいれば、九州や北海道、遠いところだと外国からキャンプに来ている子まで様々な子がいます。そうした仲間を”家族”とし、キャンプ中ごはんづくりや食事、朝の掃除など活動を共にします。活動する中で見えてくるのは、それぞれの個性です。例えば、薪など重いものを積極的に運んでくれる力強い高学年の男の子や、小さい子の荷物整理などを見てくれる面倒見の良い女の子、常にやりたい気持ち全開で、一生懸命頑張る低学年の子などお互いが支え合ってキャンプを乗り越えます。そんな子たちの関わり合いの中で、「小さい子がいるからしっかりしなきゃ!」と大人になる子もいれば、「あんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになりたい」と憧れる小さい子がいたり…お互いが関わり合いながら成長できる機会になります。キャンプを通して”家族”という仲間を得てもらいたいと思います。

申込みに向けて、こどもたちと保護者の方へアドバイスを

はじめてのキャンプはどんなことでも不安になるかもしれません。「夜トイレに行くのが怖い」「初めての人ばっかりで寂しい」「工作でつくりたいものがあるけどやり方が分からない」などなど。ただ、そんな時に”困りごと”を声に出すのを、チャレンジの一つとして頑張ってみてください。伝えてもらえれば、一緒に頭を悩ませて考えられたり、良い解決策が見つかるかもしれません。我々長老陣をはじめ、ボランティア相談員達も皆さんのチャレンジを全力で応援します!

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ありがとうございました。次回は「長老 いと」をインタビューします。