やすおか暮らしを楽しむ会「てまひま」  伸し餅をつくる

村とグリーンウッドが協働で実施しているイベント、やすおか暮らしを楽しむ会「てまひま」。今年度4回目の今回はお正月用のお餅とお年とりのおつゆを作ろう!という企画でした。

なんと今回は20家庭総勢46名が集まりました!

お互い知った顔ばかりですが、絵本を読んでまずはこどもたちを落ち着かせ、自己紹介。そして講師のよしこさんを紹介します。

今回作る「おとしとりのおつゆ」は泰阜村では昔からお正月に飲まれるおつゆです。末広がりを意味する8種類の具を入れて、食べきれないほどたっぷり作り、元旦のお雑煮にするのだそうです。そんな由来と共に、作り方を教えてくれます。

なおみちから今日の流れと目的「各家庭のお正月用の伸し餅を作る!」を伝えて、早速役割分担を決めて、スタートです。

こちらは餅つきチーム。各家庭用ということで全部で九升(90合)!のお餅をつきます。三升を3回、なかなかにハードです。こどもたちもがんばってお餅をつきます。

こちらはおとしとりのおつゆチーム。講師のよしこさんから教わる野菜の切り方、皮のむき方、出汁のとり方、どれをとっても「へぇ~」と感動の連続。やはり知ってるつもりになっていて、知らなかったことがたくさんあります。

そしてこちらは伸し餅チーム。お餅を計って分けたものをジップロックに入れて伸ばしていきます。

3回の餅つきとなると、飽きてきたこどもたちは遊びに夢中に。でもこどもが集まったら仕方ないこと、というより自然なこと。お餅をつきながら、大人が周りで見守ります。そしてそれでも餅はつかなければなりません!みんなで協力です。

姉妹でついたり

夫婦でついたり

とにかくみんなで餅をつき続けました。イベントではありますが、体験することが目的ではありません。何度も言いますが、みんなで正月のお餅を持ち帰るのが目標です!

そして九升のお餅をついてできあがった伸し餅がコチラ!一日冷蔵庫か外で冷やしたら、包丁で切って冷凍してお正月まで保存しておきます。

こちらが出来上がったおとしとりのおつゆ。里いも、大根、にんじん、ごぼう、しいたけ、大豆、糸昆布、そして焼き豆腐が入った具だくさんのお汁。このお汁を見たひとたちは「あ~、お正月って感じだな~」と口ぐちに話していました。私は千葉県の出身なので、なじみのないもの。やはり地域の方にとってはソウルフードなんだなと感じました。

さてこの「やすおか暮らしを楽しむ会 てまひま」も3年目となりました。Iターン者を増やすためにどうしたらいいか?と考えた時、まずは村に住む人たちが村のこと、暮らし、人を好きになる事が大切と、子育て世代を中心に村の暮らしをみんなで楽しもうとはじめました。

忘れもしない第一回目に参加したのは、たった3家族。そこから回を重ねるごとに、顔見知りも増え、人が人を呼び、とうとう20家族まで増えました。

村の暮らしを楽しむこともありますが、縦横の人のつながりこそが暮らしの安心感につながります。そんな雰囲気が少しずつできてきたのかなと感じています。

さて次回は2月に恒例のお味噌づくり。前回は35kgでしたが、次回はいったいどれくらいまで増えるか?

楽しみです!