【一人一票の職場】キャンプの締めくくり 毎年恒例のスタッフふりかえり

2018年の山賊キャンプも無事に終了いたしました。40日間スタッフ全員で走り抜け、大きな事故なく終えられたことに、まずはほっとしております。
しかし夏の山賊キャンプが終わった瞬間から、次の冬キャンプ、来年の夏キャンプはもちろん、日常的に行われている「だいだらぼっち」や「放課後こども預かり」などに向って動き始める、ある意味スタート地点でもあるのです。
節目はとても重要です。「終わる」から「はじめられる」わけで、「キャンプが終わった」という事実以上に、時には儀式的なものも必要になります。
グリーンウッドの場合、その儀式はキャンプ終了後に行う、全員でのふりかえりです。
各自がこのひと夏で「得たもの(成果)」「失敗から学んだこと(課題)」「次にむかってどうするか?(チャレンジ)」を発表します。ずっと一緒にキャンプをしているとはいえ、現場チーム、物資チーム、事務局チームと役割も分かれていますし、キャンプも28コースもあると、現場を共にしないスタッフもいます。知っているようで知らないこと、分かっているようでわからないことが、このふりかえりではたくさん出てきます。

スタッフのふりかえりを聞いた後は、その人に向けて次の成長につながる愛あるメッセージを書きます。手紙ほど重くはないですが、先輩も後輩も代表も1年目スタッフも関係なく、ひとしくひとりひとりにメッセージを書くというのは、なかなか難しく、だからこそ価値あるものでもあります。
言葉では言えないことも、文字なら伝えられることもあるからです。

最後にメッセージをみんなに渡します。自分の書いたメッセージがどう受け止められるのかもドキドキしますが、若いスタッフがどんなことを書いているのかは、普段一緒に過ごしているからこそ緊張します。

このフセンの束が集まったとき、「今年のキャンプも終わったんだ」と心の底から安心します。今年得たもの、得られなかったもの、過大にも過小にも評価せず、今立っている場所をしっかりと見据えることが、次につながるのです。

特に新人スタッフ3人にとっては、苦しいこともあったひと夏だったと思いますが、みんなからのメッセージを糧にまた成長してもらえればうれしいなと思います。