村の保育園の森あそび

グリーンウッドではやすおか村の保育園の年長さんを対象に森遊びや川遊び、山登りなど自然の中で遊ぶ活動のお手伝いをしています。いわゆる「野外保育」。現在は「やすおかたんけん隊あんじゃねっこ 」という名前で活動しています。

こちらが保護者向けに配られた最初のお便りです。担当のなおみちとあっこの想いが詰まっています。

はじまったのは11年前。村のこどもたちの教育を考える協議会の中で、「森のようちえん」という考え方が全国的に拡がりを見せはじめ、「せっかく自然豊かなやすおかなのだから、幼児たちにも体験をさせよう」という話しからはじまりました。


開始当時は私も担当の一人として、一緒に森に行っていました。忘れられないのはフィールドとしている森にはじめてきたこどもたちが、おっかなびっくり、恐る恐る森の斜面を歩く様子です。その後、活動を重ねるごとに足取りもしっかりしはじめ、こどもたちが体験を元に成長していく姿に感動したのを覚えています。村のこどもでも森の中で遊ぶ機会がない中で貴重な場になっていきました。

グリーンウッド代表のだいちの娘が年長さんの時にはじまって、その子も今年から高校生と考えると、随分長いこと続けてきました。そして今年は私の二番目の娘が年長児としてお世話になっています。

外だからこそ、のびのび体を使って、やりたいことをやっている様子です。

実は今日は「川遊び」の日でした。ただここ数日の雨の影響で水かさも増えたため、残念ながら次に延期です。

家族だけでもこの森に遊ぶに行きます。しかし、同い年のこどもと、不安定な自然の中で一緒に遊ぶことが、こどもたちの目に見えない関係性を育てます。そして親のいない場で遊ぶことがこどもの成長に欠かせないものと感じています。学校や保育園といった枠組みの薄い場だからこそ得られるものがあります。
職場の事業ですが、一村民として娘もお世話になり、とてもありがたい事業でもあるのです。

当初は年間3、4回程度、保育園の都合の良いときにあわせて行っていましたが、今では年間スケジュールもしっかり組み込まれ、年間8回ほどの活動を行っています。年長さんだけが行くことのできる森の特別感からか、下のこどもたちも年長さんになることを楽しみにするようになってきました。

当初はただの事業担当でしたが、今ではわが子までお世話になり、こどもたちに欠かせない活動になりました。何事も小さな一歩からはじまります。

※「やすおかたんけん隊 あんじゃねっこ」…「あんじゃね」とは、この地域の方言で「安心だ。大丈夫だ」の意味。こどもたちに安心して育っていく場を創りたいと、小学生対象に「あんじゃね自然学校」という活動を行っています。その幼児版なので、「あんじゃねっこ」という名前を名づけました。

グリーンウッドの事務局長。泰阜村に移住して14年。一男二女の父としては日々反省と勉強の日々。家族でアウトドアを楽しむたびに、車で1時間もあればスキーも登山もできて、村内には遊べる川がたくさんあることに毎年のように感動している。