毎週往復10時間をかけて立教大学へ ~学生のつぶやきがまたおもしろい~

今年も大学授業の行脚が始まっている。
ぼちぼち紹介していきたい。

まずは立教大学。
この大学で「自然と人間の共生」という授業を受け持つようになってから7年の月日が流れた。
東日本大震災が発生した時にこの授業が始まったから、ということは震災から7年ということになる。
自然と人間との関係がどうあるべきか?
そんなことを考える授業が、震災と同時に始まったとは、運命かもしれない。

大学からお願いされた時は、正直迷ったのも事実。
なにせ交通へき地の泰阜村は、東京往復に10時間もかかる。
1コマ90分のために、本当に10時間もかけて毎週通うのか?
悩む自分の背中を押してくれたのは、信州泰阜村の教育力だった。
自然と向きあって生き抜いてきた村のびとびとの暮らし。
その暮らしにこそ教育力がある、と信じて25年間、教育活動を続けてきた。
この教育力を、若い学生たちにも伝えたい。
その想いが「よし、やるか!」と想わせたのだろう。

今年もまた、毎週上京の8年目が始まる。
前期(春学期)は301人の学生が履修した。
学生さんたちのリアクションペーパーを紹介する。
最後に一言つぶやいてもらうのだが、これがまたおもしろい。
素敵な授業を一緒に創っていこう。

代表 辻だいち