グリーンウッドの年度末の締めくくり。成果発表の会

先日、「暮らしの学校だいだらぼっち」の卒業式と入学式を兼ねた引継会が終わり、今年度のグリーンウッドもそろそろ締めくくりに近づいてきました。

こどもたちの締めくくりに続き、大人も今年を振り返ります。

グリーンウッドは3つのチームで働いています。裏から働きを支える総務チーム、だいだらぼっちの専任の長期チーム、キャンプや森のようちえん、地域の教育活動といっただいだらぼっち「以外」の事業を行う短期チームです。グリーンウッドは毎日の食事(特に昼食)を共にすることもあり、多くの時間を共有します。普通の企業に比べるとコミュニケーションも多い方かと思いますが、それぞれのチーム、スタッフそれぞれがどんなことをこの一年頑張ってきたかは、知っている人も知らない人も、知っていることもあれば知らないこともあります。(事務局長の私でも)

各チームでは毎年、目指す社会に近づくために今年はどんなことをやるか?を具体的に決めていきます。そして実際どうだったか?を年度末に全員で共有するのが、この成果発表です。

各チーム20分ほどで発表。コンパクトにまとめているので、本当はもっと話したいこと伝えたいこともあるのだろうなと感じる発表ばかりです。年度初めに立てた目標を大きく達成できたこともあれば、そうでないこともあります。今のありのままを自分たちがしっかりと理解すること、他の仲間たちは、どんながんばりがあったかを認め合う機会になります。

改めて今年一年、少ない人数でこれだけの成果を上げたことを確認して、本当にみんなよくがんばったなと感じます。

その後はくじ引きでグループに分かれて振り返り。個人で今年一年のふりかえりを3分ほど話し、他の仲間から励ましや応援、がんばったところを伝えます。

こちらのチームはかに、だいち、しん、いと。いと以外は理事ばかりで、少し居心地が悪そうでしたが、立場や肩書は関係なく、みんな等しくふりかえり、お互いに伝え合います。

今年は若いスタッフのがんばりや努力が本当に見える一年でした。入ってきたばかりの一年目はいろいろ不安に感じることもありましたが、今となってはそれすら成長のために必要な一年だったのだと思わせてくれます。誰もが成長するのだと勇気をもらいました。

この時間が何かを生み出すわけではありませんが、「締めくくる」ということは、次の一歩を大きく踏み出すために大切なこと。それを仲間同士が確認し合うことに意味があるのではないかと思います。

誰もが自分の仕事をがんばっています。その成果は目の前のこどもの変化や参加者人数の増でもありますが、なにより一緒にがんばっている仲間が応援しあえる空気が、次のがんばりにつながるのではないかと感じています。

来年度はどんな一年にしようか?自分も負けずに頑張ろうと勇気がわく一日となりました。