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事務局長しんのエデュケーションコラム


2021年4月
 こどもを育てるよその人

我が家のこどもたちも村のこどもの一人として、グリーンウッドが運営している放課後児童クラブ「いってきました」に参加しています。
他のスタッフに面倒を見てもらうようで申し訳ないような気もしますが、働く親として大変助かっています。
その児童クラブに通う3年生の次女が、最近竹で箸を作り、大切そうに持って帰ってきました。帰ってくるなり、「今日からこれを使う!」とのこと。今も食卓に並べられ大事に使っています。これまで私が家族の箸を木で作って見せても見向きもせず、一緒に作らない?と誘ったところで興味を持たず、あげくせっかく作ったものも、既製品の方がいいとそちらが使われる始末だったのに。ちょっと複雑な気持ちです。

だいだらぼっちのこどもたちと暮らす中で、逆の立場になることもよくあります。家では親が何を言ってもやらなかったピアノを毎日練習したり、人見知りだった子が人前で堂々と話せるようになったり、嫌いな食べ物が食べられるようになったり、お菓子作りや料理が得意になったりと、預けた保護者からすると変化に驚くことは枚挙に暇がありません。それは決して私たちの関わり方が特筆しているわけではないこともあります。

人が育つために家族でない「よその人」の関わりはとても重要なのです。

ひとつは感情的にならない。どうしても家族だと感情が先に立つことが往々にしてあります。感情はバリアを生んで、つまらないことでも受け入れられないことがたくさんあります。
よその人と関わる場面は、親と物理的距離が離れているときです。こども自身も多少の緊張感と、自分で考えなければならない場となります。小さなころから大なり小なりこどもの行動に意見をしてきた親が入れば、「どうしよう?」と判断を親に任せてしまったり、あるいは「どうする?」とこどもの答えが出る前に親が促してしまうこともあります。よその人と関わる場面は、こどもたちが自分で考えて決めることを促します。
そして何より、他人は良い意味で無責任です。その子の背景や普段の様子を知らなければ、今起こっているその事象だけを捉えます。普段はやんちゃばかりしていても、今良いことをしていれば認めてくれます。余計なフィルターを持っていない他者の目はこどもの安心につながります。

「自分のこどもは自分で育てる」その通りである一方で、親では育てられないこともたくさんあります。他人に頼ることがネガティブに捉えられることも耳にしますが、こどもの成長にとって親ではない「よその人」だから育つものもあるのだと改めて感じた出来事でした。








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