山村留学・だいだらぼっち
暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学・暮らしの学校 だいだらぼっち

山村留学・だいだらぼっち2016年だいだらぼっち 日々の様子> 4月3週

山村留学・だいだらぼっち
   
  


< 4月第3週 ・ 4/11〜4/17 >

だいだらぼっちでは、泰阜村の自然を材料に、お箸やスプーンなど木工にチャレンジしています。その時、欠かせない道具が小刀です。暮らしを豊かにする刃物を、安全に使うため、使い方・危あぶないことを確認しました。
今週のモノづくり教室は、粘土の感触、特徴を知るため「変なお城」をテーマにグループで作品を作りました。自由な発想でモノづくりを楽しむ練習として「変な〇〇」を毎年年度初めに行っているのです。さあ、どんな面白いアイディアがでてきたかな?
いよいよ完成しました。「お城の中は広いから新幹線で移動するよ!」「この入口から入ると、なぜか体が小さくなるよ!」等々様々なアイディアの詰まったお城です。みんなやりきって大満足のようです。
近くのりんご農家さんの所へ薪を取りに行きました。だいだらぼっちには、所有している山がないため、地域の人から薪をいただいて、お風呂やストーブを焚いています。
毎年、声をかけて下さっているりんご農家さん。今回もたくさんの薪をありがとうございました。
村内からも立派な赤松の木をいただきました。3年目のけんけんは、一人でこんなに大きな薪も運べます。作業を繰り返す中で、少しずつ体の使い方を知り、どうやって持ったらよいのか考え、体感しながら学んできた成果です。
1人ではまだ難しいけれど、2人ならできると頑張っている今年入った、りさことゆり。「せーの!」と声を掛け合いながら、トラックまで運びます。「この大きい薪もいけるかも!」と果敢にチャレンジしていました。
週末には、田おこしを行いました。鍬やスコップを使い、ぬかるんだ土も掘り起こします。「がんばるぞ!!」と新規メンバーも張り切っています。
疲れてきた時がチャンス。みんなで歌を歌い、応援し合うと、大変な作業も、楽しく行えます。笑い声が響き合う中、作業をやりきってから、盛大に乾杯しました!
午後までかかると思っていた田おこしは、みんなのがんばりでお昼に無事終了。作業後のご飯は、特別に美味しいね!!
だいだらぼっちの木工は、自然の木から材料を見つけることから始まります。いい木の選び方、木を割って材料にする方法を、モノづくりの先生であるギックに教えてもらいました。
りす <りすのコメント>

だいだらぼっちの生活を作っていくうえで欠かせない、薪作業とモノづくりの基本を学んだ1週間。重い薪を苦労しながら運び、お風呂の薪として実際に使うことや、太い薪から箸の材料がとれることを目の当たりにしたこどもたち。すると、「少ない薪でお風呂を焚けるようにしよう」「この木の破片で何か作れるかも!」と、目の前の薪がエネルギーにも材料にも変化する貴重な資源であることを感じたようです。やってみたからこそ気づくこと、分かることがたくさんあります。その度にこどもたちの世界はどんどん広がっていくのです。だからこそ、たくさんのことはできませんが、少しずつでも自分たちの手で作りあげていくことを、だいだらぼっちでは大切にしています。


Copyright (C) NPO-GreenWood.All rights reserved.
このサイトに掲載されている文書,写真など全ての無断転載を禁じます。