山村留学・だいだらぼっち
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山村留学・だいだらぼっち2014年だいだらぼっち 日々の様子> 12月1週

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< 12月第1週 ・12/1〜12/7 >

今日は来週に迫った穴窯に詰める作品に釉薬(うわぐすり)をかけます。それぞれの作品に真剣に、慎重に釉薬をかけています。
けんけんのかっぱ好きは止まりません。以前のペーパーウェイトに引き続き、自分の分身のようにたくさんの河童をつくりました。どれもほのぼのとしていますね。
今日はサスケの誕生日。たくさんの仲間にお祝いしてもらえるのはとてもうれしそうです。サスケの10歳の抱負は「木工をがんばる!」だそうです。発想ゆたかなサスケが何をつくるのか、楽しみです。
2学期もあと一ヶ月を切りました。薪の状況を共有し、段取りをとっています。今どれだけの薪があって、どんな作業が必要で、何を優先すべきなのか、何をやりきって帰るのか。こどもたちで考えます。ただ言われてやるのと、自分たちで考えて優先順位をつけてやるのとでは、自ずとモチベーションも変わってくるのです。
段取りの結果、2学期やりきることは、お風呂の薪をいっぱいにすることと、穴窯で使う薪を割り切ることです。やると決めたらあとはやるだけ!週末の薪作業では、ハカセはオノで薪をどんどん割っていきます。
小学生のちーは、くさびで大きな薪を割っていきます。力がなくてオノでは上手に薪を割れなくても、くさびでこうして割れるのです。
割った薪は崩れないように丁寧に積んでいきます。この週末の薪作業は、先日の段取りの成果もあって、目標だった作業をすべてやり終えました!
こちらは薪作業と並行して行っていた穴窯の窯づめ。窯の中に作品を一つひとつ丁寧に詰めていきます。パズルのようなこの作業。ひとの作品を扱うので慎重に慎重に・・・。
この週末は地域の作業もありました。「道路愛護」といって、地域の道のお掃除です。春・夏・秋と年に3回あるのですが、秋は落葉がたくさん!側溝にたまった落ち葉や土を掻き出していきます。今回は土が凍っていたり、枯れ草が堅くて刈るのが大変だったり、2時間半みっちり働きました!
相談員のバズに男の子たちがまとわりついています。よく働いてよく遊ぶ。こどもたちのパワーには脱帽です。
みけ < みけコメント >

この週末、こどもたちは本当によく働きました。みんなで共有した情報をもとに段取りをとったところ、お風呂の薪は3月まではもたないということがわかり、穴窯に向けての薪わりと、お風呂用の薪の補充が最優先事項となりました。お風呂用には前にいただいた樹齢100年くらいの松を薪わり機を使って割り、さらにそれをオノで割る。ほかにも雑木があるのでそれらを割る。穴窯用の薪についてはオノやくさびで割り、それぞれ割った薪は所定の場所に積む…。これが結構な作業量で、日程としては二日間取ってあったのですが、今回の作業ではほぼ一日でこれらの作業を終えてしまいました。勝ち取り目標が見えていて、しかもその目標を設定したのは自分たち、ということが実は作業の効率も質も上げるのです。与えられたものではなく、必要に迫られて自分たちで段取りをとっていることで、その勝ち取りが成し得なかったらどんなことが待ち受けているのか、せっかくやったとしてもその仕事が雑に行われていたらどうなるのか、自分たちがどう困るのか、想像できるのです。もちろん、うまくいくことばかりではありません。途中で嫌になってしまうこともあれば、疲れて頑張れないことも・・・。そんな時こそ仲間の出番。お互い叱咤激励しあいながら勝ち取りに向かっていくのです。お互いにできることを持ち寄って、それぞれの役割を果たす。これぞチームワークです。そしてこのチームワークを活かして来週の窯焚きに臨みます。みんなの持てる力を存分に発揮して、いい窯焚きをしようね!



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