山村留学・だいだらぼっち
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山村留学・だいだらぼっち2014年だいだらぼっち 日々の様子> 2月1週

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< 2月1週 ・1/26〜2/8 >

ともぎがドリルで気に穴をあけ、何やら作り始めました。一年の最後にお互いに相手を想って作り合うプレゼント交換の品なのか、それともそれとは関係ないのか…?木工に限らず、焼き物もとにかくたくさん作品をつくっているともぎ。思い描くものを形にしていくって大変だけど楽しいのです。
節分のこの日は恵方巻きをつくりました。今はコンビニで恵方巻きを予約するような世の中ですが、だいだらぼっちではこどもたちが一所懸命に作ります。コンビニで買うよりぜったい楽しいし、美味しい!と、こどもたちの笑顔が物語っていますね。
登り窯に向けて準備が始まりました。いたさやは、プロであるまるちゃんの作品を真似て作った花器にうわぐすりをかけています。 想像以上の仕上がりで、すでに焼き上がりを想像してこの笑顔です。
この日は窯に作品を詰めていくのに必要な「棚板」を直しました。表面が削れてしまっているところを平らに直しています。こわれても自分たちで直して使うのがだいだらっ子。この棚板が平らであることは、作品を並べるうえで大切なことなのです。
サスケは薪の山に乗って、一見遊んでいるかのように見えますが、そうではありません。毎週降る雪が解けては凍り、解けては凍り…と、薪がガチガチに凍りついてしまっているので、棒でたたいて一つずつはずさないと薪割りができないのです。
カズはオノを振って薪わりです。1学期にはほとんど割れなかったのですが、今では太い薪にもチャレンジできるほどになりました。普段はセレブな雰囲気のカズですが、見てください、この勇ましさ!
割った薪を積むスペースの壁板が、大分弱ってきてしまったので修理をしています。セブはインパクトドライバーを使いたくてこの作業を買って出ていました。真剣なまなざしから緊張感が伝わってきますね。
先日焼いた炭の窯だしをしました。ちーは今回の炭焼きにとても興味を持ち、窯だしも喜んでやっていました。炭焼きの最初から最後までを一通り見たので、あとはこの炭を使って何を焼こうか考えなきゃ!と、食いしん坊のちーの本領発揮です。
こうきは登り窯の窯づめをしています。こうきの後ろにそびえているのがみんなが詰めた作品です。狭い窯の中にぎっちり詰めるためには平行にまっすぐに積んでいくことが必要で、だから棚板が平らであることは重要なのです。いつもは写真にとられるのを嫌がるこうきも、この時ばかりは抜群の笑顔です。
ともぎとタイガはポスターを描いています。ニワトリのエサやりを忘れてしまいがちなこどもたちが、忘れないようにするために考えたもので、大きなポスターにエサやり当番の名前を貼り出すようにしたのです。さて、その効果やいかに!?
みけ < みけのコメント >

 いよいよ本格的に登り窯の準備が始まりました。今焚く窯の準備はもちろんですが、来年の窯焚きに向けても準備が始まっています。窯を焚くための薪は当然ですが乾いていないといけません。今年のこどもたちが使う薪は昨年のメンバーが割っていってくれた薪です。こんどは自分たちが来年のこどもたちのために薪を割っておくのです。そのための作業は薪わりの腕を上げる絶好のチャンス!薪わりに自信のなかったこどもたちも、メキメキ腕を上げて大きな薪にチャレンジします。窯を焚くと決めること、作った作品を窯に詰めること、その窯を先輩たちが割ってくれた薪を使って、考えながら焚き、来年のこどもたちのために薪を割って返す、これらをすべてこどもたちが自分たちで考え決めて行います。この流れはだいだらぼっちの暮らしと同じです。一年間親元を離れてここで暮らすと決め、先輩たちが積み上げてきたものからヒントをもらい、生活をまわし、できないことはどうしたらできるようになるのか考え工夫し、次に来るこどもたちへ自分たちの積み上げてきたものを伝えていく、これらをすべてこどもたち自身が考え、決めていくのです。
 登り窯は、こうして4月からの10カ月を共に創ってきた今だからこそできるビッグチャレンジなのです。この一年の締めに向けて、持てる力を存分に発揮しよう!


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