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今週末に行う穴窯のかまたきついて昨年から継続参加しているメンバーが、初めて焚くメンバーへレクチャーしました。これは「教えてもらって焚く」ということではなく、「こどもからこどもへ」だいだらぼっちの精神とともに大切なことを引き継ぐということです。 |
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たくさんの柚子をいただいたので、相談員ののってぃーが「ゆず茶」づくりをしています。これで冬の寒さを乗り切ります! |
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金曜日の夕方、「穴窯」の神様に安全と成功を願って火入れ式をしました。これから寝ずの番で日曜日まで窯焚きが続き、 1,250℃を目指します! |
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1人4時間の窯焚き当番に入り、3〜4人のチームとなり交替で焚いていきます。定期的に薪を入れ、窯の中の温度をゆっくりゆっくり上げていきますが、この薪くべのタイミングはあらゆる五感を使って決めます。 |
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「スリット」と呼んでいる窯の煙道に開けてある隙間に目をこらして走る炎の様子を見て、窯の火の状態を予想したり・・・ |
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窯の前面と改造して設置した後ろ面にある温度計で、温度の変化を計り、記録しながら「ここだ!」というタイミングを自分たちで決めていくのです。 |
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チームが交替して焚き方がわからなくならないように、欠かせないことは引継ぎです。いかにコミュニケーションを図って場の緊張感とイメージを共有できるかが、温度を上げるポイントです。 |
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火入れから50時間、窯は火というより光を放つようになり、あまりの熱さにそばにいるのもやっとになってきました。1,100℃の世界です。 |
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今回釉薬が溶けるのに時間がかかり、夜遅くなってもなかなか終わりませんでした。有志が当番に入ってつなぎ、予定を12時間ほどオーバーして何とか焚きあげとなりました。 |
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畑の冬野菜が続々と食事の主役として食卓に登場しています。「今日は大根の長さに挑戦しよう」と、大きな2本を抜いて長さを計りました。一番長い大根は27cmでした!土を施すことから丁寧にがんばってきた証です。 |
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<なおみちのコメント>
穴窯は、焚きあげまで見通しがもてなくなるほど随分時間がかかりました。温度が上がらず器の釉薬が溶けなかったのは「引継ぎ」も1つの原因でした。「同じように焚いているのになんで?」と思うのですが、聞いたつもり、わかったつもりになっているだけで実は少し違う焚き方になったり、4時間の窯たきの中で役割を交替しながら引き継ぐことができなかったりしていました。これは、私たちの暮らしてきた8ヶ月そのものです。ひとつの夢をどれだけみんなが真剣に話し、聞き、動けるか。いい課題を教えてくれました。
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