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代表だいちのGREENWOODコラム


2005年10月18日
『親ばかながら・・・』

 先日、今年から釣りに夢中になった小学校2年生の長男と、諏訪湖にワカサギ釣りに行ってきました。よその子どもたちと遊ぶのが仕事のわれわれですので、実に久しぶりのわが息子との休日となりました。
 朝8時ごろから湖の沖合いに手漕ぎボートで漕ぎ出し、釣り糸を垂れると息子の竿にさっそくワカサギがあたりました。12時ごろまで二人で釣って160匹くらいでしょうか。初心者の二人にとってはまあまあの釣果だったと思います。
 釣果はともかく感心したことは、親バカながら息子の成長ぶりでした。1年前に始めてワカサギを釣りにきたときは屋根つきの船の上で釣ったのですが、安定している環境にもかかわらず、当時1年生の息子は針にエサをつけられない、釣れた魚を針からはずせない、糸はからむわ、針は衣服にどんどん刺さるわ、しっちゃかめっちゃかでした。しかし、今回は、手こぎボートで沖合いに出て不安定な環境だったのに、きちんとエサもつけたり魚をはずしたり、しかもリール竿を鮮やかに操って次々にワカサギを釣りあげたのでした。
 とにかく学校から帰ったら近所の子ども達と田んぼの水路や池で生き物を追い、家に帰ったら貪るように魚の図鑑や本を見ている長男。釣り道具を買うためにちょっとしたお小遣いを半年ずっと貯めてきて、念願かなってつい先日リール竿を買って満面の笑顔です。
 自然の中での暮らすこと、そして自然を相手にした体験が、こどもたちをここまで生き生きさせるものか、と、長男の釣りにかける想いを目の当たりにしながら改めて強く感じた次第です。
 ぜひみなさんも、自然の中に飛び出してください。(事務局長 辻だいち)



2005年10月5日
『地元中学校の教職員にAED講習!』

 10月5日に、地元泰阜中学校から依頼され、同校の教職員を対象に救命法講習会を開催してきました。今回の講師は救命法国際トレーナー資格を持つ私です。最近、万博でも蘇生を成功させて注目されているAED(体外式除細動器)の使い方なども教えてきました。
 長野県では、8月に県教育委員会管轄の青年の家で落雷事故がありました。中学生が一時心肺停止状況に陥った後、同施設職員が心肺蘇生を施して一命をとりとめたというケースです。その後、県教委が県内の学校教職員に改めて救命法を受講するよう通達を出していることもあり、いくつかの自治体で学校にAEDが配備され始めています。
 このAEDは、突然の心臓停止に対処する切り札で、従来は使用が医療従事者及び救急救命士に限られていました。よく医療ドラマに出てくる「電気ショック」の機械の自動かつ携帯版といえばわかりが早いのでしょうか。心臓停止から3分以内にAEDで対処すれば、救命率は75%という驚くべき数字です。
 私はこのAEDを公共機関や人が集まる場所、そして学校に配備したいと、ずっと考えてきました。そして使い方を含めた救命法を普及したいとも考えてきました。今、状況は1年前から劇的に変化を遂げ、私が考えていたことに近づきつつあります。
 NPOグリーンウッドでは、教育プログラムとして世界で最も普及されているメディック・ファースト・エイド(MFA)のプログラムを導入して、誰もが簡単にそして実践的効果的に学べる講習会や出張講習を実施しています。
 地元中学校の教職員はたいへん熱心に受講されていました。ぜひ、学校に限らず、職場やサークル、ご近所の皆様で、導入をご検討ください。こどもたちの命を守るために。(事務局長 辻だいち)



2005年7月27日
『被災地支援キャンプいよいよ実施!』

 昨年度は本当に自然災害が多い年でした。昨年度はちょうど暮らしの学校「だいだらぼっち」に長岡市出身のこどもが参加しており、冬にはだいだらぼっちのこどもたちが大雪の長岡市に雪かきボランティアに行って来ました。
 NPOグリーンウッドでは、10年前には阪神大震災で被災した神戸市と西宮市のこどもたちをのべ3人、3年間暮らしの学校「だいだらぼっち」で受け入れました。この時、参加費用は全額村が負担し、NPOと行政の被災支援の原型を構築しました。
 そしてこの夏、NPOグリーンウッドでは昨年度被災したこどもたちを対象とした被災地応援キャンプを実施することになりました。自然災害を被った被災地のこどもたちは、自然におびえています。そのおびえきった子どもたちにもう一度自然のすばらしさを伝えるためにも、子どもたちを元気づけるためにもぜひ、実現したいと想ってきました。
 昨年秋から、複数の被災地に足を運んできましたが、この夏は新潟県長岡市と福井県美山町のこどもたちを招待することになりました。どちらの地域とも教育委員会や地域住民がこどもたちの派遣に協力していただけるとのことです。長岡市は中越地震、美山町は福井豪雨で大きな被害を受けており、いまだ仮設住宅での生活を余儀なくされているこどもたがいます。
 このキャンプでは、2つの被災地から来るこどもたちと、泰阜村のこどもたちが参加し、交流を深めます。
 NPOグリーンウッドでは、泰阜村の行政や地域住民と連携してこのキャンプを実施しようと考えました。そこで、村の教育委員会、育成会のおじいちゃん、学校の先生、村議会の議員、農家の皆さんなどと実行委員会を結成して、その準備にあたることにしました。NPOグリーンウッドは、被災地との折衝・渉外と、キャンプ現場の運営の役割を担います。私も不肖ながら実行委員会の副委員長としてがんばっています。
 ここからは私の想いです。阪神大震災で受け入れた3人は今年成人を迎えます。一人は映画制作の研究を、一人は小説家になる勉強を、一人は私と同じ札幌の大学に入学したそうです。
 全国のボランティアが神戸復興のために集まり支援をしました。そのひとつの形だっただいだらぼっち受け入れで、この3人はたった1年といえども村の人々の気持ちに支えられて育ちました。
 97年1月には、福井県の日本海で重油タンカーが転覆し、また全国のボランティアが集まって海岸をきれいにしました。わたしの実家は福井で、その海岸はわたしが小さいころよく遊んだ海岸でした。いてもたってもいられずに、だいだらぼっちのこどもたちとともに、村の方々と共に、3回福井の海へ重油回収に行きました。その中の一人に、阪神大震災で受け入れたこどもがいました。「神戸は全国の人に助けられた。今度は僕がお返しする番だ」と重油をふき取っていました。
 そして昨年、新潟を地震が襲いました。たまたまですが長岡市出身のこどもがだいだらに参加していました。福井県美山町は、NPOグリーンウッドの関連団体がやはりこどもたちの体験活動を進めている地です。
 この10年で様々な縁が生まれました。この縁が、「お前、この被災地キャンプをやれ」と言っているような気がしてなりません。このキャンプでは、阪神大震災で受け入れた3人のこどもたちに(もう成人しますが)を始め、暮らしの学校「だいだらぼっち」卒業生にボランティアに来ないか!と呼びかけています。
 私はなんとしてでもこのキャンプを成功させたい。自然の猛威におびえきった子どもたちにもう一度自然のすばらしさを伝えるために。そして、泰阜村で素晴らしい出逢いを創るために。  (事務局長  辻だいち)



2005年7月22日
『信州夏の子ども山賊キャンプ開始!』

 いよいよ今年の夏キャンプが始まりました。7月21日〜8月30日まで、全21コース、参加するこどもが900余名の熱い熱い夏です。
 さきほどキャンプ場の現場に行ってきたら、自分たちで作った朝食を食べ、片づけをしているところでした。この後、清流左京川で水しぶきをあげて遊ぶのでしょう。早く川に行きたい、という想いがこどもたちの体中に充満していました。
 自分たちであーでもないこーでもないと力をあわせてごはんを作り、それを楽しく食べる。透きとおる川で思い切り遊び、夜は満点の星空を屋根にして寝る。そんなことが本当に楽しいと心にしみるのがこの山賊キャンプです。食べる、寝る、遊ぶ、働くという、暮らしの中のシンプルな要素を大事にした山賊キャンプが、今、とても人気です。今年も、日本中から多くの山賊キッズが集まってきます。(事務局長 辻だいち)



2005年7月11日
『保護者説明会』

 7月9日に東京で、7月10日に名古屋で「信州夏のこども山賊キャンプ」の保護者説明会を開催しました。私は、9日東京の説明会を担当しました。
 東京では約90名の親御さんが集まり、昨年度のキャンプの様子のビデオ上映の後、キャンプの趣旨、交通や持ち物、緊急時対応などについて、和気あいあいと説明や質疑応答が行われました。
 私も小学校2年の息子がおり、この夏他の団体のキャンプに参加させます。東京説明会ではNPOグリーンウッドを代表して「心配しなくていいですよ!」と保護者に言っているくせに、自分の息子については「本当に大丈夫かな」と心配が募るばかりです(笑)。
 説明会を担当すると、改めて大切なお子さんを預かっていることを強く感じます。この夏900名以上のこどもがキャンプに来てくれます。安全で楽しいキャンプにしなければ!(事務局長 辻だいち)



2005年6月25日
『今年もモンゴルへ』

 21日〜24日まで、これもハードなスケジュールでモンゴルへ行ってきました。前回のコラムと同じで、北東アジアこども交流事業実行委員会の仕事です。
 モンゴルでは、5年前からのカウンターパートである、NPOフォレスターのバット氏が迎えてくれました。まだ32歳の青年実業家で、ウランバートルでNPO活動の他に様々な事業を展開しているパワフルな人です。今回は、韓国のカウンターパートの金さんもソウルから合流し、さながら北東アジア青年ミニミーティングとなりました。
 期間中、北東アジアこども自然体験教育キャンプはもちろんのこと、これからの北東アジア諸国の若者連携のあり方など、多くのことを語り合い、話は尽きませんでした。最終日には、これまで4回の北東アジアこども自然体験教育キャンプに参加したこどもたちとも会うことができ、成長ぶりを見ることができました。
 多くの友人が、北東アジアの国々でがんばっている。そう思うと、自分もがんばれる気がします。そして力をあわせて様々なことに取り組むようになれば、もっと北東アジアは平和な地域になるのでしょう。こどものころに、そんな原体験を積むことがとても大事だと思い、これからも北東アジアこども自然体験教育キャンプを続けていきたいと思います。
 (事務局長 辻だいち) )



2005年6月10日
『この時期だからこそ友好交流を』

 6月7日〜9日に中国ハルピンへ、行ってきました。NPOグリーンウッドが主導で5年前に組織された北東アジアこども交流事業実行委員会の仕事です。この実行委員会は中部各地域の団体・個人で構成されており、主には北東アジアこども自然体験教育キャンプを実施します。2001年から2004年まで4回実施してきました。
 中国ハルピンへは、これまでの北東アジア事業への協力のお礼や今後の協力依頼をしに行きました。また、方正県と泰阜村とは友好提携を結んでおり、両地域交流の土台作りの意味もありました。方正県と泰阜村は、5年ほど前より中学生の相互交流を行ってきましたが、今年は日中間の政治的なぎくしゃくもあり、実施が危ぶまれています。こういう時期だからこそ、われわれ民間が粘り強くふんばって、交流を継続させていきたいものです。
 中国への飛行機、中国内の飛行機が遅れに遅れ、ハルピン滞在は実質14時間というハードなスケジュールでしたが、趣旨に賛同いただく友人が生まれたりと、たいへん有意義な時間でした。(事務局長 辻だいち)



2005年5月1日
『猫』

 暮らしの学校「だいだらぼっち」の猫が亡くなりました。雌の三毛猫で、旧母屋がこどもたちの手によって建設された19年前から住んでいました。
 暮らしの学校「だいだらぼっち」の卒業生はもちろん、訪れる人は必ず知ってる人気者の猫でした。19年といえば、人間の歳でいえばかなりの高齢です。その穏やかな眼で、こどもたちの生活に繰り広げられる数々のドラマを見つめてきたのでしょう。
 4月27日に忽然と姿を消しました。猫は死期が近づくと家からそっと離れるといいます。きっと彼女もそうだったのでしょう。5月1日に私が偶然にも真っ黒になった死体を見つけました。ショックは大きかったのですが、体を洗い、そして穴を掘って手厚く葬ったのです。
 私は彼女と一緒に過ごしたのは12年です。脳裏に走馬灯のようにその12年が駆け抜けていきました。こどもたちを見つめてきたその眼で、今度は天国から私たちを見ていてほしい、そう願いました。
 今、暮らしの学校「だいだらぼっち」の前庭の梨の木の下で眠っています。訪れたらぜひ手をあわせてください。
(事務局長 辻だいち)



2005年4月14日
『暮らしの学校「だいだらぼっち」の卒業生』

 4月5日に、11年前に小学6年生で暮らしの学校「だいだらぼっち」に参加したこどもが、泰阜村に顔を見せに帰ってきました。こどもと言ってももう23歳だそうです。すでに成人を迎えているということもあり、お酒を少々入れながらいろんなことを語り合いました。
 高校生になってからは、NPOグリーンウッド主催の山賊キャンプのボランティアにも参加してくれました。社会人となり当然様々な問題にもぶつかったそうです。今は愛知県のあるデパートで元気に働いています。
 11年も経過した後に、「ただいま」と帰ることのできる教育施設は日本の中でどのくらい存在するのでしょうか。私の母校の高校はすでにだれも知らない先生ばかりで、職員室には入ることはなかなかできません。暮らしの学校「だいだらぼっち」では、年はとってもずっと変わらぬスタッフがいつも存在しています。これが卒業生も、安心して帰ってこれる所以なのでしょう。
 そして今日14日東京。前述の子どもと共に暮らした卒業生と会い、いろんな話をしました。彼女もまた、高校、専門学校に通う期間中、山賊キャンプにボランティアとして参加してくれました。25歳を迎える彼女は最後に「だいちもいろんな事に挑戦しているね。私も負けない!」と言いました。
 いつまでも、暮らしの学校「だいだらぼっち」が帰ってこれる場であるように、そしていつまでも卒業生にとって背中を見せることのできる大人であるように、これからも一所懸命生きていきたいと強く思いました。(事務局長 辻だいち)


2005年4月2日
『釣りから学ぶこと』

 冬頃から小学校1年生の息子と釣りにでかけるようになりました。冬は諏訪湖にワカサギ釣り、春には海の防波堤、そして先日は近くの池でフナ釣りを楽しみました。

 近所の幼なじみの子どもたちを連れてのフナ釣りで、針は引っかけるわ、糸は絡むわで、しっちゃかめっちゃかでしたが、そんな水辺の大騒ぎも釣りの醍醐味なのでしょう。糸を垂らして小1時間もするとフナではなく、違う魚がたくさん釣れ、こどもたちは大喜びでした。

 よく釣れたエサはサシと呼ばれるうじ虫であったり、キヂと呼ばれるミミズであったり。帰りの車中や釣れた魚をさばいたり食べたりする楽しい時間は、次の釣りのエサをどう確保するかが話題となりました。子どもたちは、うじ虫やミミズなど、今までは「汚いもの」として見ていた虫たちが、釣りを通して「宝物」に変わったようです。今こどもたちは、毎日庭の堆肥置き場やコンポストをのぞいたり、生ゴミがある場所をほじくっています。

 食卓で出た残飯を堆肥にし、残飯が堆肥になる過程でうじ虫やミミズが発生します。ミミズは畑を耕してくれ、私たちは野菜を作ってまた食卓に乗せることができます。うじ虫やミミズをエサに魚を釣って食卓に乗せる。そしてまた残飯は堆肥に。こんな当たり前の循環が失われつつある現代で、「釣り」からその循環を感じとることのできるこどもたちが増えれば、よい世の中になるとちょっぴり思います。

1年生のお兄ちゃんに触発されたのか、4歳の次男も釣りに行きたいと騒ぎ始めています。今年は息子たちや暮らしの学校「だいだらぼっち」のこどもたちにつきあって、釣りを楽しんでみようと思います。(事務局長 辻だいち)



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