山村留学・だいだらぼっち
暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学 暮らしの学校 だいだらぼっち山村留学・暮らしの学校 だいだらぼっち

山村留学・だいだらぼっち2012年だいだらぼっち 日々の様子> 4月2週

山村留学・だいだらぼっち
   
  


< 4月第2週 ・ 4/9〜4/15 >
今週は、火曜日から家庭訪問が始まり下校がいつもより少し早い一週間でした。そこで、学校が終わってから薪をもらいに行きました。泰阜村から30分程車で走ったところのリンゴ農家さんが、毎年リンゴの木を剪定すると木を分けてくれ、この薪が冬のストーブの燃料になります。だいだらぼっちの暮らしでは、薪の調達は欠かせない暮らしの仕事です。
レイの13歳の誕生日でした!だいだらぼっちの誕生日会は、家族全員でお祝いします。もーりぃが愛情のこもったガトーショコラを3ホールも焼いてくれました!嬉しさも、楽しさも、ケーキも、だいだら一家で分け合いました。レイ、13歳おめでとう!
今年のメンバーはダンスが大好き?!誰かが大広間で踊り出したら、自然とみんなが集ってきて…いつの間にか組体操大会に変わっていました(笑)一人では何でもないことも、仲間と一緒なら楽しくなる!だいだらぼっちには、そんな不思議な魅力があります。
毎日のごはんづくりも頑張っています。だいだら一家はとにかく大家族。こどもたちは、毎日約30人分のごはんを協力して作ってくれています。その裏ではお風呂を焚いてくれている子がいたり、朝早く起きて朝ごはんを作ってくれる子がいたりと、だいだらぼっちの暮らしは、皆の気持ちや力の「持ち寄りの心」で作られているのです。
教室が始まりました!今年初めての教室は、だいだらぼっちができたばかりの頃の家づくりのお話や、過去のこどもたちがやってきたものづくりのお話から始まりました。こどもたちにものづくりを教えてくれるぎっくとまるちゃんの話にみんな釘付けです。
粘土を60キロも使って、「変なお城」を作りました。半端な変ではいけません!とにかく頭を柔らかく、自分の発想を大切に、グループで「変なお城」を作りました。「だいだらぼっちのものづくりは、工作キットがあって、説明書通りに作れば作品が完成するようなものづくりとは違う」とぎっくとまるちゃんは言います。大切なことは、一人ひとりの自由な発想を、自由に形にすることなのです。
さちは修学旅行の振替休日を使ってイスづくりに励んでいます。これは、イスの足の部分を作っているところです。
お花見をしよう!と前々から計画をたてていたのですが、当日は生憎の雨…。急遽、母屋の中でのお花見になりました。計画していたBBQ(バーベキュー)はできませんでしたが、大広間で焼肉をしました。花よりだんご?(笑)みんなお肉に夢中です。家族みんなが揃って食べるごはんは最高でした!
日曜日は1日中、田んぼ作業の日でした。田んぼに水を引くための“水路掃除”、田んぼが狭くならないように田んぼの周りをくわで掘っていく“あぜ切り”、大きくなりすぎた竹を切る作業、と盛りだくさん。作業をする前に、「今年もたくさんお米がとれますように」と、水神様に願掛けをしました。
自分たちの手をかければかけた分だけ、頑張ったら頑張った分だけ、おいしいお米が収穫できます。作業は疲れるけど、仲間と一緒なら大変なことも楽しい!この日は1日中作業を予定していて、お弁当まで持っていきましたが、こどもたちはなんと半日で作業を終わらせてしまいました!みんな良く頑張りました。お疲れ様!
かおるこ <かおるこのコメント>

この週末は、土曜日に薪作業とお花見を予定していましたが生憎の雨…。そこでこどもたちと朝集まり「今日の薪作業どうする?」という話し合いを持ちました。「雨でもできることをやろうよ」「ゴールデンウィーク合宿の話し合いをやったらいいんじゃない?」「うん、そうしよう!」「じゃあ、薪作業は別の日にやろうか」話し合いの結果、薪作業は別の日に、この日はゴールデンウィーク合宿の話し合いをすることになりました。
だいだらぼっちの暮らしは常にこどもたちの話し合いで創られていきます。段取りも、やることも、大人が考えてこどもたちに伝えてしまえばそれが一番簡単です。でも、それはこどもたちの「自分で考える力」を伸ばすチャンスを奪ってしまっているのです。だいだらぼっちの暮らしは常に「どうしたらみんなが気持ちよく暮らしていけるのかな?」と考えさせられる場面ばかり。こどもたちはここでの暮らしの中で「自分で考える力」を少しずつ身につけてゆきます。


Copyright (C) NPO-GreenWood.All rights reserved.
このサイトに掲載されている文書,写真など全ての無断転載を禁じます。